波しずかな地平線の彼方で、周辺を赤く染めながら登る今日の朝日は美しかった。隣で見ていた妻は自然に合掌していた。
美しい朝日を見ると、今から50年前に日本創造詩教育連盟に応募した作品を思い出す。
東の空が 夕方の空のように まっかになるのである。
くもから 太陽が光をだしはじめ 海のそこにも さしこむのである。
家の中にも さしこむのである。
朝日がのぼれば 船も おかへおかへと白なみたてて はしってくるのである。
太陽は なんでもやくにたつのである。
ストーブより あつい太陽である。
でんきより あかるい太陽である。
太陽は すごくすごく やくにたつのである。
なつかしい生活環境と自然環境、そして人々のふれあいと絆、現代社会の豊かさの追求も必要だと思うが、何か置き忘れ見失っている気がしてならない。
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