2012年2月アーカイブ

昭和60年に無償で土地を寄付することで要望した釣屋浜林道が、26年の歳月を乗り越えて完成したことに感謝しながらの雪山ウォークが2月26日に実施された。

幅広い年齢層の方々が参加してくれての歩きであったが、2月25日の夕方から降り積もった雪はスノーシューをつけても膝まで、しかし、新雪は雪の花となる美しさ・カモシカとの出合・踏みしめた雪の鳴き声などで心地よい汗が流せたのでは。

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新雪の深さを考慮して中途で引き返したが、休憩時に飲んだお茶と伸ばしたスルメイカの美味しいこと、この味付けは自然と心地よい汗と和みの風が運んでくれたのでは。

プロの技術でドングリの大木を伐倒した瞬間の喚声が、春の間近さを告げるように林道を走り抜けていくが、倒された大木はシイタケの原木に、倒れた根元からは新たな生命が誕生することを願いながらの記念写真。

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地区公民館事業で梅をテーマにした「べこ餅づくり」が同時開催されていて見る者の目を楽しませた

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*スノーシューをはいてみて最初はのぼりにくかったです。でもなれてきたら歩きやすくなりました。少しつかれて何回かころんだけど楽しかったです。

*歩いている時、カモシカがでてきてびっくりしました。あと、スノーシューをはいてみて、走ってみたらころばなくて面白かったです。いい経験をしたなあと思いました。

*山の中の自然やカモシカを見ることができたので来年もやってみたいです。また、友達と一緒に雪山ウォークをやってみて少し疲れたけれども、はじめてのスノーシューをつけて歩いてみると、とてもわくわくして楽しかったです。

*町内にいながら存在を知らなかった林道を知るきっかけになりました。子供たちが参加していたのは活気もあり大人達も和やかな気持ちになったのではないでしょうか。林道沿いの樹木の説明があるとより印象に残るのではと思います。企画、運営された皆様の心意気に感謝申し上げます。

*今の子供達は、自然の中で遊ぶことがほとんど無いので、このような機会を作ってあげないと自然の良さや楽しさを知ることが出来ないので、私達が学んできた事を次世代に伝えるためにも非常にすばらしいと思います。今日は私の子供達が用事があって来れなかったけれども次は一緒に参加したいと思います。がんばって下さい。

*冬を気軽に楽しむ機会を民間の方々の企画と運営により実施されたこと大変うらやましく思いました。身近な自然・地域を再発見することを四季を通じて継続されるよう期待しています。ボランティアの方々ほんとうにご苦労様でした。

*冬の山歩きは初めてなので、とても興味深いことでした。新雪が積もりとても美しく新鮮でした。またいろいろな企画がありましたら参加したいと思います。情報をお願いします。

*数日来の積雪と新雪に恵まれ気持ちよく楽しい時間を過ごせました。また、幸運なことにカモシカにも会えたりクマの食害の痕跡なども見ることができ、素晴らしいウォーキングコースを提供して戴いた地元の皆様に感謝いたします。有難う御座います。

*きめ細かく配慮されて楽しく過ごす事ができました。運動不足の冬期間、心地よい汗をかきました。地域性なのか和やかさも感じ良い気持ちになりました。

*地域の有志の方々が力を合わせ、ふるさとを大切にしていこうとする熱意に感激しました。特別大きな組織を目指さずとも住む人達が身近な事を大事にして引き継いでいって欲しいと思います。

*雪山ウォーク初体験で大変楽しめました。これからも継続して下さい。

*初参加でしたがアットホーム的で好感が持てた。スケジュールの調整がつけば、また参加したい

貴重な地域資源でありながら、時間の経過とともに価値・存在感等が薄れていくのが世の常であることを想えば、離れてふるさとを想う人より、ここに住んでいる者たちが大切に活用しながら引き継いでいくことが地域づくりの原点なのでは。

参加してくれた皆様に厚く感謝申し上げます。

 

 

降り止まぬ雪

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2月1日から2日にかけて走行不能にするまでの強烈な風雪が下北半島を襲ったが、共助・公助の精神が犠牲者を一人も出さずに終わったことは、東日本大震災から学んだ教訓が生かされたのでは。

しかし、降り止まぬ雪で事故や倒壊が相次いでいるなか、国は地方自治体の除雪費用を支援するために青森県内の18市町村に19億8300万円の交付税前倒しを発表したものの、地域で暮らす人々には雪下ろし費用に体力及び精神的な負担が重く圧し掛かっている現実に疲れきっている。

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原子力半島(下北)の災害は、原子力のみならず地震・津波に暴風雪災害をも加え被災者救出や物資調達などを連携して対応するハード・ソフト面の具体化が早急に望まれているのだが。

現実の一例を挙げれば、青森県と市が維持管理協定を締結した開閉式ドアー(高波対策)について、未だ地域への説明と支援要請等は無く苦悩するのは沿岸漁業で生計を維持している者たちで、加えて排雪の影響で斜路まで辿り着くまでの一苦労と船を出すための雪かきが延々と続くき、津軽海峡を吹き抜ける風が収まらず肩を落としてため息の日々に二重三重の負担が。見て見ぬふりをしていないで、これこそが仕事だと思えないものか。

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雪の捨て場がなく仕方なくスノーダンプで住宅裏の護岸敷地へとで繰り返し排雪しているが、護岸の高さを超え今は海岸が捨て場になっている・・・春が遠く感じられる寂しさがある。これほど積み重なった高さは記憶にもなく、費用を投入して春を呼び込んでくれるのだろうか。温暖化・大雨・地震・津波・豪雪・・・・・・・・・・地球が病んでいるようで胸騒ぎがする。

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厳冬の中で心配していたコクガンがようやく二枚橋海岸に戻りつつあるようだが、食する藻の少なさが少々気がかり。

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春を待ち望む日本猿親子が元気で暮らしているようで、里山を走り回っての食探し。

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風が雨雪を背負い泣きながら津軽海峡を走り抜けていく様をみ、明日の雪かきを心配しながら春よ早く来い・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

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春の潮風を感じながら~ツンドラからのアイドルと~

            参   加   募   集   要   項

         申込期間・・・・・平成24年2月21日~3月15日

1.目  的  コクガンの生態と特徴を学んだのち、愛くるしい姿を見ながら自然に親しみ、そして津    

         軽海峡の豊かさをも感じてほしい。

2.主  催  ふるさとが大好き会

3.実施日時 平成24年3月25日(日) AM8:50~受付「二枚橋地区公民館」

                           9:00~はじめのつどい

                           9:10~コクガンの生態・特徴・観察の学習

                          10:15~二枚橋釣屋浜海岸で観察

                          12:00~食事会

                          13:20~解散

         *生態及び特徴等の説明は下北自然の家の体験活動専門員。

4.開催場所 「二枚橋地区公民館」・「二枚橋釣屋浜海岸」

5.参加対象 自然が大好きで、海岸を2km位歩ける体力のある方ならどなたでも

6.参加料金 小学生(300円)・高校一般(500円)~昼食代

          ■大畑町管内の方は申込み時に納入

          ■他管内の方は連絡をしたうえで当日納入可

7.服  装 野外活動に適した服装・防寒着・長靴

8.申込方法 「電話」・「メール」・「郵送」にて下記宛に申し込んで下さい。

         ●電話:「山口誠080-1656-9528」「田村修090-2368-7653」

             「林浩範090-3469-4044」「長瀬まりの090-2795-5816」

         ●メール nimaibashi@fs21.jp

         ●郵送 ハガキに住所・氏名・電話・性別・年齢を記載して

      〒039-4401青森県むつ市大畑町二枚橋53番地5 杉本修三「0175-34-3260」

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歩いて歩いて

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先月、神楽坂で所用を終えた後、飯田橋早稲田通りでサキイカの匂いに誘われるようにあおもり北彩館、青森ひばの香り漂うひば工房で風間浦村(蛇浦)の方に挨拶をして靖国神社へと歩く。

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寒さの影響なのか参拝者は少数でしたが、互いに合掌する時間は世相の不安定と不透明さもあり長かった気がする。私自身、昨年の暮れに逝去した母の49日法要も終わり封印していた対外的な動きの一歩が靖国神社参拝であり、家族の健康とそれぞれの人生を自分らしく前向きに進んでくれるようにとの願い事。

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参拝を終え、日本武道館近くのレストランでの食事は6年前と同じ席、アイスコーヒー一杯で数時間自問自答した苦悩の日々が思い出される。皇居外周をそれぞれのスタイルで走る姿に羨ましさを感じながら雪の辺を見ながら東京駅まで。

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翌日は下北半島と首都圏交流事業(平成23~24年度 下北地域県民局地域支援室が実施している下北沢での定期市「シモキタつながり市」)の情報収集のため東京都世田谷区下北沢を散策。

訪ね歩いて商店街の町内会長、そして下北沢一番街商店街振興組合、担当者からはこれまでの商店街活性化の枠を超え、地域内外の能力のある人を集積し交流を深める環境や仕組みづくりを行うことにより、地域のブランド化を図ることに重点を置いた活動に耳を傾け、叉、地域住民ニーズは「散策に適した環境整備」、「商店や商品等の街の情報提供」、「魅力的なイベントの実施」、「多様で豊富な品揃え」へのニーズが高いようで、これらを総合的にデザインした地域づくりの意識の有り様に感銘。

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「動かない」、「動けない」、「決めれない」、「進まない」・・・・・・・・・・・・の無々づくしで諸課題は置き去りにされて負担と責任は次世代に引渡し。懐に入る計算だけは一人前。

歩き回って流した汗が確実に成果に表れるとは思わないが、歩いた距離が繋がり、そして繋がりを呼ぶことで活路を導き出す糸口になるのでは。何よりも歩くことの心地良さが楽しいと思えることが身心の健康に最適なのでは。歩いて歩いて・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北国の厳しさ

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定期健診を受け終わり1月26日に東京駅から夜行の高速バス(えんぶり号)に乗り早朝の7時過ぎには野辺地駅に到着。途中、ローソンで軽い朝食を済ませ一路自宅へ向かった矢先のこと、陸奥湾から太平洋側に抜ける暴風雪で先が見えず一時停車避難したが、そこには視界不良が原因と思われる事故車に出くわし緊張感がさらに倍加。状況をみて連なる車両の後方を離れないように走行したことで、通常1時間30分での道程を3時間かけて自宅に到着。自宅は降り積もった雪で車の置き場所がなく国道にはみ出し駐車です。さっそく着替えての除雪作業が暗くなるまで延々と続き腰がパンパンでしたが、不在中に玄関先の雪かきをしてくれた親戚のおばあちゃんに感謝です。翌日(28日)は寒さが一時やわらいだ影響で屋根から不気味悪い音を発しながら滑り落ちた重い雪の片付け、目がへこむ程の体力消耗ですが・・・・雪との付き合いは後一ヶ月の辛抱で誰もが耐えています。

この冬(2月1日から2日かけて)一番の強い寒気に覆われ(低気圧に向かって東寄りの暖かい空気が地上付近に流れ込んで大気の状態が不安定に)、津軽海峡沿岸は寒さと言うより雪の仮面と矢を持ち合わせたかのような風が吹き荒れた。頬が痛い・・・・・・・。

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この暴風雪により下北管内では7路線10区間の国道・県道が通行止めとなり数百台の車が立ち往生するなど被害が集中し、帰宅できなかった300人を越える人々が急遽設けられた小中学校や集会所などの避難所で眠れぬ一夜を過ごしたようだが、中には車中泊の方もいたとか子供・女性の方々は。

翌日(2日)は一転して晴れたものの、降り積もった雪に除雪車が残した雪が加わり家族総出で片付け作業に追われ、もう沢山・・・・疲れた・・・・怒り・・・・が合言葉。

この時期毎年のように雪かきを終えれば除雪車が作業を増やす悪循環の連続、委託された者はそれが仕事で生活は成り立つだろうが、ボランティア除雪にも限度があって高齢者や一人世帯の方々は体力も気力も限界を超えていると言うのに、青森県は平成24年4月から1年間、試験的に下北半島全域の国道及び県道の補修と除雪などの維持管理業務を一つの共同企業体(JV)にすべて委託するとか、業者の安定経営に役立つかも知れないが地域住民が度重なるボランティアで流した汗への配慮を置き忘れているのでは。机上論だけで地域住民の暮らしを守れるのか再考してほしいものだ。

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長年に亘り、協力的に体力と気力を振り絞ってきた地域住民の切実なる声が届かない、何故。

 

 

 

 

 

 

 

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