2010年8月アーカイブ

後方支援

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自分達が住んでいる地域資源の魅力を、無料若しくは低廉な料金で紹介する観光ボランティア活動が全国各地で活発になっています。最近は単に地域の魅力を紹介するだけでなく地域づくり・地域の活性化・地域交流などに貢献し果たす役割の重要性はますます高まっているようだ。

ここ下北半島は原子力・風力関連施設の立地が進み、エネルギー半島化の道を選択したものの過疎化と地域振興という悩みと課題を抱えた現状では、周辺市町村が一致協力して広域での取り組みが急務であろうし、海(津軽海峡・むつ湾・太平洋)や山(釜臥山・朝比奈岳・縫道石山・黒森山など)・滝・渓流・巨樹・古木・風景などの自然と温泉と食・歴史・文化などが連動する「物語性」がなければ地域振興と活性化は進展しないのでは。また、行政だけの広域連携では限界が丸見えであることを考えれば、地域で暮らす住民一人一人が地域の魅力を再確認・再発見しようとする自覚と意識改革と行動が求められている。

家庭・学校・地域がそれぞれの役割を分担し「教・育・守」を重視することで、将来の地域を担う人材が育成されていくのでは。当二枚橋地域には緒先輩達が長年に亘り築きあげた他には無い制度がいまだ残っているのに点が線そして面としての活動が衰退しているのが残念でならない。

先般、下北自然の家が主催した「わんぱくジュニアパワーアップ作戦」事業の後方支援で地域資源である黒森山(H420m)に登頂。

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登頂した達成感の笑顔で津軽海峡を見渡す姿が印象的でした。

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 励ましあいながら汗をながし、緑の臭いと風に吹かれた体験などを積み重ねることが無形の財産として、子ども達の心に刻まれ将来の人間形成に大いに役立ってほしいものだ。

 

 

「風」の商品

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地域の暑さは毎年お盆を境に心地よい秋風が舞っていたが、今年は処暑(8月23日)が過ぎても残暑が収まらない。世界的に異常気象を起こすとされる「ラニーニャ現象」が発生した影響と、じわじわでなく確実性を増して進む地球温暖化により気温が平年より高く、秋の訪れが遅くなるという予報で生活や健康・農作物の高温障害など様々な分野に影響が広まることが心配されている。

津軽海峡の海水と里山から流れる真水の温度差が極端過ぎるほどあり、又いまだかって「サギ」が20数羽も砂浜で羽根を休める光景など見たことが無く(3回)、自然の異変と不気味さを感じている。

この5月に新しく家族の一員になった娘が海中に入りコンブ拾いの手助けをしてくれ、いつもの収穫より倍増です。今年のコンブは昨年より実入りが良いようです。

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拾ったコンブは同じ寸法に切ってから護岸か住宅周辺で天日干し。作業は時間と太陽との勝負。

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だしこんぶ用と根こんぶは別切りしての天日干し。

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津軽海峡産(二枚橋)として袋詰めされて商品に、通常は200gですが400gなどお客様の要望にも対応いたします。

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全国の至るところで猛暑が続き、熱中症により救急搬送された人数が5月末から4万人(全国)を超え、死亡者が続出しているようだ。気象庁の今後の予報では最高気温と最低気温は全国的に平年以上で、引き続き高温が予想され熱中症に要注意が必要とのこと。

津軽海峡と里山が運ぶ夏風は「さわやかさ」が定番であったが、今年の暑さと期間は経験した記憶がなく、夏バテ気味でキュウリに味噌をつけて食する機会とシャワーの回数が増え、流れる汗に悪戦苦闘しながらの「針」仕事が続きましたが、下記により開店致しますのでお知らせ致します。

                         記

1.開店日  平成22年8月27日(金)~29日(日)午前9時から午後5時まで。

2、商品内容  ●手作り小物「バック・ポーチ」他  ●婦人服「秋物入荷」

          ●生活雑貨   ●リサイクル品   ●山菜・コンブ他

3.古着「委託販売」を受付け致します。(詳細はお問い合わせ下さい)

         039-4401 むつ市大畑町二枚橋53番地5

                   自宅ショップ「風」  杉本由紀子・修三

               TEL&FAX  0175-34-3260

               URL http://ss.fs21.jp/

               E-mail nimaibashi@fs21.jp

               古物許可「青森県公安委員会」第201060006250号

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                                       (コオニユリ)

 

「風」の手作り商品

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●手作りバック(縦29cm×横32cm)

 マチの無い手さげです。ベージュ系のチェックの和に花の刺繍やアップリケを付けて見ました。

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                       裏面です。

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                    (送料込み 2,800円)

●手作りバック(縦24cm×横30cm)

 マチの無い手さげです。着物を利用した商品で花の刺繍やアップリケを付けて可愛く仕上げて見ました。

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                      裏面です。

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                   (送料込み 2,300円)

  

 

「風」の手作り商品

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●和のポーチ(縦12cm×横18,5cm×底5cm)

着物のいろいろな柄の布をはぎ合わせて縫いつけ作り上げたポーチです。

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                        裏面です。

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                       (送料込み 1,980円)

●和のポーチ(縦12cm×横18,5cm×底5cm)

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                         裏面です。

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                      (送料込み 1,980円)

●和のポーチ(縦12cm×横17cm×底5cm)

着物の小ぎれを沢山使い2cm幅の長方形の柄をはぎ合わせて作り上げたポーチです。

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                       (送料込み 1,200円)

 

 

 

 

歩く

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満1歳をむかえる頃から「歩く」ことが出来るようになる私達。この歩くことが現在の身体機能を正常に保ち、しかも快適に維持できるようにつくり上げてきたのでは。

豊かさと利便性の追求が歩くより自転車・自転車より車・階段よりエレベーターなど、誰もが自分の足を使わずに簡単に移動出来るようになった反面、生活の基本であった「歩く」ことが激減したことにより運動不足・ストレス・生活習慣病・交通事故の増加に伴い体に生命に悪影響を及ぼしているようだ。

歩くことの楽しみ方は様々でしょうが(目覚めの散歩・通勤・昼休み・ショッピング・名所巡り・街の再発見・自然観察・森林浴・トレッキングなど)無理をせず、気軽に目的に合わせた自分なりのライフスタイルを取り入れることが、より楽しく健康的な日々を過ごす鍵となるのではないでしょうか。

自身の場合は早朝の引き締まった空気の流れを感じながら、東の空が刻々と染まる時間帯を気持ちも足も待ち望んでいる。

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里山の緑に囲まれて「ホッ」とする安心感と、木々の間を変幻自在の通り道に変えて走る風の「さわやかさ」を感じての歩き。そして四季折々の出合が楽しい。

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時折、イヤと言うほど自然の驚異を見せ付けてくれる反面、包み込む懐の大きさを持ち合わせている津軽海峡。素足で砂を踏みしめながらの歩きには同じ道は無く、様々に曲がり、時には波で消され、温かいそして冷たい水を早足で駆け抜け目的地に辿り着く、人生の縮図を見ているようです。   

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自然の色と光と風と臭いと一体となりながら、目線と重心を一定にしながら苦しい時も前向きに歩きたいものだ。終わりの向こうに始まりの顔が見え隠れしている輝く夕日が美しい。

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わくわく歩き

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    P1010276_500.jpg時の流れの中で子どもたちを取り巻く環境は大きく変わってきたようだ。

日常生活の中で子ども達が時間の余裕があった頃は、兄弟も多く上下関係がはっきりした大家族で、しかも生活物資に事欠いても空き地や広場で自由奔放に走り回り日焼けした真っ黒い笑顔があり、また、陣取り・木登り・水泳ぎ・アケビ採り・雪合戦など季節毎に自然を相手に仲間・集団遊びの中で学び、失敗、時には喧嘩をしながら体や精神に社会性が育てられ、加えて年代を超えた交流の輪の中で様々な経験を積み重ねたものだ。(現在は労働・生活環境の変化によりテレビ・ビデオ・パソコンなどの室内遊びが主流、遊び場所の減少、交通事情の変化、運動の二極化、他人の子どもに無関心な大人など)

当地域内にある二枚橋小学校には現在11人の児童が通い「やさしく 元気で 学ぶ子」の教育目標を掲げ複式授業が行われている。

暑さが厳しくなった頃から夏休みに入り自宅学習、学校でプランタに植えた花への水やりや運動をして日々を過ごしているようですが、この暑さの中で目の前にある海岸におりて元気に遊ぶ姿が見えないのが非常に残念で寂しいものです。

遠足にでも行くか  と知り合いの子どもに声かけをしたら確かな反応があった。

「わくわく歩き」と名付けた体験学習が決定(保護者から許可)。前日の晩はどんな想いで布団に入り夢の中でも歩いたのだろうか。当日早朝の東方には漁り火が灯り、久しぶりの青空が広がり暑い一日になりそうだ。子ども達より自身の方が「わくわく」しているようです。

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午前8時に遠くからクマよけの鈴の音から楽しみ勇んで歩く姿と想いが伝わってきた。午前9時に力水を飲んで自宅ショップ「風」の前を見送られての出発です。

  (左)田村 凛生「小3」  (中)田村 康生「小1」  (右)長瀬 夢虎「小2」

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歩き出して、いつも通う通学路、二枚橋公民館を過ぎた頃から歌声が津軽海峡の風に乗って。

   「ありがとう」って伝えたくて  まぶしい朝に苦笑いしてさ あなたが窓を開ける

      舞い込んだ未来が  始まりを教えて  いま輝いているんだ・・・

元気がいい 更にパワーアップのため左右衛門沢の滝でエネルギーを注入。

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木野部峠の長い坂(長坂)を一気に上がったところで、二枚橋バイパスに架かる2号橋の先に二枚橋小学校の三角で緑の屋根を見つけ指差した。 さすがですね。

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歩けば二枚橋釣屋浜が一望できるハーモニー橋(二枚橋バイパス1号橋)、先輩たちが名付けたことを承知済み。できれば先ほど見た2号橋の名称をこの子たちに 願いたいものだ。

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飴玉をご馳走になりながら小休憩です。サルへの餌やり禁止の看板を読み、ピンクのネジリ草を観察、実る山ブドウを見て一粒口に入れて渋い顔、この道の海側の崖に地蔵に似た岩、旧大間鉄道のトンネル口、流れ落ちる滝があることを写真で見せ、カエデ(モミジ)の葉を数え、サンショウとクロモジの臭いを嗅ぎながら歩けば、黒森山と木野部海岸が一望できる北見台に到着です。3人から一同に腹へったの声。朝食は済ませてきてもこの食欲 元気そのもの。

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休憩で軽い食事中に歩いている姿を見たのか、車を止めた中年の夫婦が「頑張れよ」の声かけと飲物の差し入れ  ありがとう。元気を取り戻し目的地への下り坂を、相変わらず会話は途切れることなく続き、ようやく目的地の「赤岩」到着です。午前10時50分

予定より少し早く着いたので3人と相談。この先に自然の家・ここからバスで下風呂の足湯、即答です自然の家にある冒険の森を選択。

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民家のある海沿いの道を歩いて佐助川小学校。学校が廃校になったことを教えた時は一瞬寂しげな顔をしたものの、側にある鉄棒で逆上がりの練習 元気印そのもの。赤川台に到着です。

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今年の春に二枚橋小学校全員で訪れて体験学習が行われている。職員の温かいもてなしを受け建物内で昼食を。お母さんの手作り弁当の中身は野菜・肉・果物などの栄養バランスと色合いがよく、かぶりつく旺盛な食欲は歩き通した達成感からでしょう。午前11時50分

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ここから子ども達がもつ本来の姿を見た。冒険の森で野人のごとく楽しむ かっこいい たくましい。

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誰が教えたでもなく海岸では打ち寄せる波を腰で受けてのツブ採り、小出川では水しぶきを上げて走り、この水を砂に含ませて固めた砂ダンゴの投げあいが続く。

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      疲れをしらない この元気この行動 止めるでもなく ただ見守るだけ

これが見たくて 聞きたくての「わくわく歩き」 康生、夢虎、凛生 今日は本当によく歩いた。これからも学校、見る、聴く、臭いを嗅ぐ、食、触れる、そして考えることなどたくさん大切なことがあるが、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、友達そしてオモイッキリ汗を流しての遊びにスポーツを大切に毎日を過ごせるようにして下さい。

     また、機会があったら歩こうぜ。(すばらしき一日を過ごさせていただいて有難う。)

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無限の可能性が広がる子たちの将来を家族が学校が地域が見守り社会に送り出したいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春先の低温傾向で北国は冷夏など天候不順の恐れという予想が。ところが梅雨明けと」同時に例年にない猛暑でバテ気味の人が多い中で、お客様に支えられて二年目の夏を迎えることが出来た自宅ショップ「風」、本当に有難うございます。

今後とも小さながらも「和」と「親切」を心がけて「風」ならではの役目を果たしたいと思いますので今後とも宜しくお願い致します。

昨年同様に8月2日から8月26日までの期間は衣替えの季節に向けて、手作り商品の研究・試作のため一時休業させていただきます。

尚、再開は「8月27日(金)」からと致しますので変わらぬ御支援をお願いします。

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砂浜は以前のように広くはないですが、今年の猛暑には津軽海峡の水の冷たさが気持ちよく又、素足で砂を踏みしめる音(サクッ)を聞きながらさざ波と戯れ、夏空から舞い降りた風が運ぶ潮の香りを楽しむことが出来ます。

一時休業は致しますが、お通りのさえは手作り商品などへの苦言・助言と広がる海原の「色」「音」「香り」を、ゆったりとした気分でくつろいで頂ければ幸いです。

お待ちしております。

 

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