2010年6月アーカイブ

「風」の商品

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大雪、異常気象でスタートした2010(H22)年も、早や半年が過ぎ去ろうとしている中で自宅ショップ「風」においては、新商品の開発・研修に加え新たな事業展開への研究と資料収集に時間を費やしていますが、津軽海峡の「風」・時の「風」・交流の輪の「風」が後押しし、小さな一歩一歩ながら前進させていただかせていることに感謝しています。

7月の営業予定●7/9(金)10(土)11(日)*新商品が入荷します。

          ●以降は毎週(金)(土)(日)が営業予定日です。

      (この間はリサイクル商品を除く手作品・婦人服・生活雑貨全品の割引セール期間)

●8月2日から26日迄はお盆及び商品入替えのため休業致しますが、夏の津軽海峡を一望し      ながらお茶を飲みに立ち寄って下さる方は大歓迎です。(8月27日営業開始)

■ヒバ材で作った「お針道具」で針さしと糸かけが付いていてとても便利です。@1500円

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■和風でモダンな縦長のバックで後ろの柄は前とは少し違います。

   (サイズ 縦35cm×横3cm×底12cm  @3000円)

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■和柄のバックで花を付けて可愛らしさを出しました。お買い物の時にでもいかがですか。

     (サイズ 縦24㎝×横30cm  @3000円)

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■ふたの部分を斜めにキルトしたショルダーバックです。

   (サイズ 縦24cm×横23cm×底7cm @3600円)

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■開け口の所に栃の実を付けた大きめのサイズで人気の商品です。

   (サイズ 縦30cm×横45cm×底8cm @3000円)

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■四角のベージュ系の色だけで組み合わせ、後柄は少女を刺繍した大きめのバックです。

   (サイズ 縦30cm×横40cm×底12cm  @3000円)

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見つけて考える

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久しぶりのネクタイ姿で朝一番(下北発AM5:13)の電車で青森へ。四季それぞれには美しさを導き出す深さとストレートに体感できるものがあるかと思うが、今日(6・25)は朝から夏本番を思わせる暖かさですが北国の夏は短く空も海も青さが色濃く吸い込まれそうです。

気持ちのよい青森湾の潮風をうけ、駅近くののベンチで朝食のブラックコーヒーにサンドイッチを食しながら本州と北海道を取り持った青函連絡船が役目を終えて観光船として停泊。

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青森県内観光名所の拠点でもあるアスパム。隣接には8月1日から行われる「青森ねぶた」の作業テント小屋が立並び準備作業が進められているようです。昨年、初めて目の前にしたあの乱舞、北国の燃える夏を象徴する熱気と躍動感は見る者を魅了し感動という財産を残してくれた時が脳裏をかすめた。輪の中ではどんな風が吹いているのだろうか。

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午前中は県庁の資料室で地域資源の掘り起こしと、その背景に関する資料収集。午後は今日のテーマ「景観」についてのフォーラムに参加し基調講演と事業所・NPO・地域団体の取り組み内容に耳を傾けた。景観の「景」は景色・風景であり「観」はみること。

この「観る(みる)」ということの中には●見て考えてみる●見て不思議だと思う●見て好きだと思う●見ていやだと思う●見てもっと見たくなる。観るという中にも個々人時々の心情が映し出されていることを再確認した。「見つける」「調べる」「考える」「提案する」こんなプロセスの中で時を過ごせたらどんなに楽しいか。自分らしく実践し継続あるのみ。

青森駅から徒歩で5分程の場所にあり、青森県内観光の拠点として手頃な料金で朝食バイキングが美味しく常宿にしている「セントラルホテル青森」。

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ボランティア

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ボランティアの定義は自主性、無償性、利他性に基づく活動とされてきたが、最近はアルバイトボランティアに見られるような有償ボランティアという存在が出現し、受け入れられていることから定義が外れつつある中で、新たな社会的役割を担う活動(先駆性)・行政が機能しきれない部分を満たす(補完性)・活動に参加する個人の自己実現の場の役割を果たす(自己実現性)など、新たな活動の考え方が指摘されているようだ。

古くから仲間・地域など地縁・血縁によって強く結びついた相互扶助の慣習があったため、外部からボランティアを広く呼びかけ受け入れる仕組みや必要性が少なかったが、最近の自然災害を含む有事に迅速かつ的確に行える仕組みへの対応が困難となり、ボランティアによる相互扶助の仕組みがクローズアップされている。

何よりも携わる人・地域で暮らす人が有事に対してどれ程の危機感を持ち合わせ共有しているかが問われているのでは。

地域内にも昭和56年7月に竣工した砂防ダムの影響で、資源保護(川魚等)が危惧されたことから町と地域が連署で青森県に魚道整備を要望したところ、平成8年から3ヶ年計画で進入路、魚道、広場の建設整備が行われた。そのさえ、完成後の草刈などの維持管理は要望先で実施する旨を書き記した経緯があるが、行政も地域もこれに対応すべき協議の場と国民の血税で建設されたという意識さえ持ち合わせていない。

一向に進展しない現状の中で、両者に物申す時期が来たようです。(草刈前の現状)

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草刈後の魚道周辺。

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綺麗になれば人々が訪れ清涼感のある風を楽しんでいる光景がボランティアの役割かと。

 

 

 

 

恐山道(帰り)

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到着後は休憩所で湖畔を眺めながらブラックコーヒーにパンに持参のおにぎりで空腹を満たし心地よい疲れを感じながら体を休めた。

午前11時40分、元気を取り戻し帰路に。帰路は全般的に下りになることから視点を変えて歩いて見ようと想い、樹の造形美に着目してみた。恐山橋を過ぎてまもなく複数のブナの樹に刻まれた会社名や個人名、どんな意図があっての行為なのか。

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ブナ樹から千の手が飛び出したように見えるが。

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ヒバは直立に伸びていくものしか見たことがないが、U字型・3本型・変形U字型・S字型・変幻自在型・鉄棒ぶら下り型・円形型などに。

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人間の人生を重ね合わせて見た想いの造形美であった。例えば、3本に枝分かれしているヒバを見て、育った環境が同じであっても取り巻く環境での自意識・価値観などの違いで、互いに違う道を選択し成長を続ける姿に拍手喝采です。まだまだ幾通りもの道があろうこれが自然から人間に対してのメッセージなのかも。

林道の終点では、新緑のカエデに色づいたカエデに出合う。これが自然。

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新緑の屋根つきロードを深山風に吹かれ、木漏れ日を浴びながら野鳥の鳴き声と水の流れを見ながらの安らぎの歩きであった。(午前11時40分出発~午後1時50分着)

次は何処を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐山道(行き)

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関根橋集落への入り口高台にある庚申塔(防災招福と五穀豊穣を祈願するために天保7年8月29日建立)に安全祈願ををして午前8時に一路恐山を目指しての歩き。

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長い坂道を下れば、地域の絆が強く多くの優秀な人材を社会に送り出した関根橋小学校(閉校式H19,11,3・H20年の春に閉校)。時は流れていても玄関前の丸時計の針は止まったまま。

 

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妙見神社の山門を右に見ながら集落の端に。関根橋集落は寛文2年(1662)南部5戸より百姓5軒が移住し開拓が始まった、しかし自然の厳しさ等により悲惨な生活が余儀なくされたことから正徳3年(1713)に日光院(松林)が千手観音石像を勧請し、集落のシンボルとなる大杉の奥に建立し鎮座している。

 

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正津川林道沿いに立並ぶ杉林の中からカモシカの応援を感じながら進んだ所で、六地蔵尊(先祖供養のため函館山観音保存会の皆さんが修復)に手を合わせ上下小川に到着です。この場所は大尽山国有林と民有林との境界線であり、かって山の落差を利用した水力発電所があった場所だと聞いている。

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上下小川から恐山までは6KMの道程、ヒバ林を見ながら先に進みます。

 

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八滝(ヤタキ)沢で心地よく流れる汗を沢水で洗い流しながら、静寂のなか滝つぼに落ちる水の音にしばし耳を傾けています。

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8時に出発して歩くこと1時間50分の地点で恐山特有の臭いが鼻をつき、川床の色にも変化が見られてきた。周辺の自然美は季節毎に神秘的な彩りを見せてくれるだろう。足も軽やかです。

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左に恐山橋、右は薬研温泉郷への道の三叉路に到着です。この色・この光景が恐山です。

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大尽山を正面に三途の川に赤い太鼓橋、広がる宇曽利山湖を見渡しながら津軽海峡とは違う風に吹かれています。(午前10時30分に到着「片道2時間30分」)

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珍客

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厳しく色濃い青が柔らいだ色に移り変わる季節到来の津軽海峡、海岸の砂地には初夏を告げる「ハマナス」が咲き潮風に吹かれながら健康増進をする人々の目を楽しませています。

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ここ数日は低気圧の影響による高波がないのに砂地から小石が顔をみせ、打ち寄せるさざ波で転がりながらぶつかり合って作り出す音色が静けさを消すでもなく、気持ちのよい音色に聞こえています。

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空気がゆったり流れ初夏の暖かさの影響なのか、石の上で二羽のカモメが仲むつまじく羽根を休め飛び立つ気配もない光景が数時間続いています。

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この静けさのなかに珍客の「ハクチョウ」二羽が舞いおり優雅な姿で泳ぎ出した。真冬の海岸には何度か飛来した記憶があるが、今時と誰もが目を疑った。

北方への旅たち途中で集団からはぐれたのか又、体力に異変が生じての一時休養なのか、疲れているのだろう泳ぎをやめ自宅裏の砂浜にあがって一息ついている。落ち着いたのか再び北方に泳ぎ出し飛び去った。無事に辿り着いてほしいものだ。

この夕暮れ前の時間帯に舞い込んだ珍客の情報は直ちに近所の話題に取り上げられていた。

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初夏

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ツバメが飛び交い里山からは蝉の鳴き声が聞こえる頃、気象庁から気持ちまで湿りがちになる梅雨宣言が発表されたが、新緑のなかにピンク色でラッパ状の花を咲かせた「タニウツギ」がひときわ映えているのが見えることで初夏の到来を感じています。

毎年このタニウツギを見ては思い出すことは一つにピンク色。ピンク色は当二枚橋地域のシンボルカラーで町民大運動会・各種陸上競技会でピンクのはち巻きが躍動する姿は、地域の絆と速さ・強さの象徴であった。二つに、道端にも咲くこのタニウツギを見て気持ちが里山から津軽海峡へと。これが遊泳の合図で待ち遠しくてワクワクした心の揺れを今でも鮮明に記憶しているが、現在、浜に下りて遊ぶ子供達の姿がないのが寂しい。

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所有する畑の草刈をしながら「フジ」からも初夏を感じていますが、公園等に棚仕立でよく植えられているが山野の樹に巻き付き、その樹を被い垂れ下がっている光景に足を止めることが多い。

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里山の木陰で、うつむくように咲く花の形がユニークな野草の「ヤマオダマキ」も初夏到来を。普段、道端や庭先でも見かける野草なのに深山にひっそりと咲いている様を見れば、それぞれの生き様を見ているようで熱い想いが込み上げてくる。

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皮むきが大変ですが素材にはクセが無くシャクシャクとした食感の「ウワバミソウ(ミズ)」の白い花も初夏到来を。ウニとの相性が抜群なので近日中には食卓に。

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食卓

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楽しんで歩き、そして自然からエネルギーをいただき尚且つ、里山・里海が恵みを与えてくれます。

毎食のように食卓には季節毎の産物が並び感謝をしながら食を満たしています。

大潮(干潮)に自宅前浜海岸の恵みの磯を胴長靴をはいて生え具合を確認しながら覗いてみた。

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海の生命ミネラルが凝縮されているワカメ「めかぶ」、味噌汁の具に欠かせないムラサキインコ「まるご」、吸い物・炊き込みご飯にするムラサキイガイ「ムール貝」を食する分だけ分けてもらう。

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反面、過酷なまでに厳しい津軽海峡の自然条件下で沿岸漁業に従事し生計をたて、命を繋ぐ営みが日々繰り返されている。そこには自然と共生しながら厳しさに立ち向かうたくましい姿があり、また、たくましさの中にキラリと光り輝く秘めたやさしさを垣間見ることができる。濃い霧の岩礁地帯。

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ウに漁の最盛期に寒さと我慢比べしながら、岩場を手探りでムラサキウニにバフンウニ漁が続いています。午後には殻むきが終わり商品化され店頭に並びます。塩加減が最高です。

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次世代

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生活環境や価値意識等の変化により職業を持ちながら子育てをする若い夫婦が多いようです。こんな状況下で同居も専業主婦も「勤務中また用事ができて困った時は祖父のところへ」という人は少なくないのでは。

この辺では聞き慣れないが「孫育て」という言葉があるとか。祖父母が子育ての助っ人として存在感を増しているなかで孫育てを教える「育孫書」や「孫育てセミナー(祖父母教室)」が有り人気だとか。

どちらの家庭にしろ若い夫婦の育児方針を尊重したうえで支え合うことが大切なのでは。新たに増えた娘を加えた家族にどんな状況下でも心地よい風が舞い続けることが願いです。

旧くから日本では男子は仕事、女は家庭という性別役割意識があったのでは、子供のために休むのも親のために休むのも、家庭を家族を大切にすることは同じことでは。今月30日には改正育児・介護休業法が施行される。父親の育児への関心を高めて母親の負担を減らすためにも大いに利用し、授かった子供に可能な限りの愛情を注ぎ次世代を背負う子供の成長を見守り、自らも大きく羽ばたいてほしいものだ。また、子供を地域全体で見守り育てる環境を整備することも必要なのでは。

友達の孫が集合です。それぞれの家庭で日毎に大きく成長する姿、楽しみですね。

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泣いてもいいよ。両親の愛情でたくましく育ってほしい。

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待ち望んで、待ち望んで授かった女の子。いつか母親と肩を並べて歩く日が。

柔らかく、ふっくらとした肌と温かさにふれた、こんな姿が見られるかも。

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時の流れ

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木野部峠を下り鷲ノ巣沢そして大沢に辿りつくや、磯の臭いに誘われて赤岩方面に向かって海岸を歩いた。玉石が打ち寄せられた海岸から砂浜に変わり、真正面には仁王立ちしているかのような赤岩があり、その手前には石積みトンネルから津軽海峡に注ぐ沢水、この沢水を見れば過ぎ去りし日に釣り仲間と二枚橋小学校の一教員とで、この沢水でご飯を炊き肉汁に釣ったアイナメの刺身にたたき、さらに風景と笑いが味付けをした楽しい思い出がある。またスポーツ少年団の子供達と何度もトレーニングを兼ねた野外活動を通して、真っ黒に日焼けした体と生き生きとした眼のの輝きを持っていた子供達の姿が脳裏に焼きついている場所である。

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楽しい思い出とは対照的に国策に翻弄されながら1943(昭和18)に工事が終わった大間鉄道、その姿の一部である橋桁と石で積み上げられた擁壁が時の流れと自然の猛威の影響で、倒壊・決壊そして難工事に関わった多くの方々の涙と汗と想いまでが風化しつつある現実。

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今後、この歴史的遺産を次世代にどのような形で引き継ぐのか見守りたいものだ。

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成長

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長年森の中で静かに生きながら自然界の変化を見続けてきた大木、この大木が周囲の生態系に及ぼす影響は計り知れないものがあるだろうし、言葉を発することが出来なくても人間社会に苦言や警告の情報を発信しているにも関わらず、相変わらず身勝手やマナーなどの悪さが目立つ。

最近、全国各地にある巨樹巨木の紹介、樹種別ランキング、新発見の巨樹を通して巨樹の魅力を知っていただく活動が行われていて、当下北地域にも「千年の命を次の千年へ」のスローガンを掲げて保護募金運動等の活動が展開されている。(下北地域には、むつ市大畑町に「おぐり」樹種くり・幹周780cm・種高27mと、むつ市脇野沢「千年ヒバ」樹種ヒバ・幹周618cm・種高20mがある)

自然界はどんな過酷な環境ダメージでも再生・復活へのたくましい精・生・勢・盛を持ち合わせ成長していく。大げさかも知れないがこの姿を見る度に勇気づけられたことで今日の自身がある。

朽ち果てるような倒木から「ホウノキ」の若くたくましい命が成長している姿に足を止め見とれている。

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このホウノも気の遠くなるような時間のなかで成長していくであろう、可能な時間の中で遠くから見守りながら学びたいものだ。

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人間社会においても子が若者が成長していく姿は実に嬉しいものです。反面「若き日にバラを摘め」とよく言われています。成長していく過程の中で体・心へのトゲや失敗は若さと時間という自然治癒力があるから、立ち止まり後退しながらも早期に再生・前進が可能なのでは。若さを大切にしながら傷を恐れずに熱意と情熱を持って時代を駆け抜けてほしいものだ。

この木も津軽海峡の風雨雪に耐え巨樹に成長していく道を歩き出している。楽しみです。

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彩り

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春の訪れの遅さに警鐘が鳴らされている一方で、暖冬の影響で積雪量が少なく水不足などが心配されている地球環境は、混迷し続ける日本の政治と同様に危機的状況下にあるようだ。

しかし季節は遅れても、きちんと巡って彩りを見せ楽しませ感動を与えてくれる。

花びら(ガク片)が3枚で大きい雌花の先に、小さな粒状の雄花がチョコレート色の花を咲かせている「ミツバアケビ」~熟した青紫色と味が忘れられない。

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もみじの語源は秋に様々な色に変化していく様を、古く「紅葉づ(もみづ)」と言ったことから由来しており、色付く植物全般を総称して「紅葉づ」と言ったようですが、私達が一般的に「もみじ」と言う呼び方は園芸上のことで植物学的には「カエデ」と呼ぶ。カエデは「蛙手(かえるて)」が転じたものと言われ、切り込みの深いものを「もみじ」・浅いものを「カエデ」と言う。個人的には赤ちゃんの手の大きさを「もみじ」・大人の手の大きさを「カエデ」と区別している。

周囲の雑木林の新緑と隣接のヤマモミジに対抗して、存在感をアピールしているかのように見える赤紫色のモミジ(ノムラモミジかと思う)が鮮やかに彩っている。

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水の流れに耳を傾ければ春の音色と安心感が体を包み込んだ。新緑のシャワーが陽の光を浴び流れ落ちる滝まで若草色に染めている。

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木野部峠の上り坂を一気に進んで、緑と青色に囲まれた地域の原風景を津軽海峡の風に吹かれながら脳裏に刻み、過ぎ去った日々と今なお青春(夢がある限り青春)に思いを。

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大人の手ほどの大きさがある「カエデ」を間近いに見ながら自身の手と比較してみたが。

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木野部峠を下り鷲ノ巣沢から大沢に、海岸から見た「赤岩」の存在感は未だ大きく、生き方を教えてくれた原点の場所であります。

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赤岩の絶壁に点在する朱色の「ヤマモミジ」に魅せられて一休みです。

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四季を通して里山・里海の彩りにも隠れた物語があるような故郷。この風景や風景からの心模様を次世代に引き継ぐ使命感で満杯です。

 

 

 

 

気分転換

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低温と日照不足が続いていたが、ここ数日は初夏のような晴天に恵まれていますが津軽海峡の東側に位置する尻屋崎方面が霧の影響ののか、雲の上に浮かぶ山を見ているような幻想的な姿です。

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日中のほとんどの時間、針仕事に専念する妻を誘い里山散策です。

久しぶりの青空の下で新緑のシャワーを浴びながら、エコの酸素を吸い背筋を伸ばし遠くを見る余裕を持てば、里山が静かに語りかけ鶯の鳴き声が後押ししてくれています。気分転換の効果は。

気分転換には意図的・習慣的・計画的の3様があるかと思うが、今回は意図的でしたが習慣的に身心を動かして心持ち良い汗を流し、隣人・友人達と食事・語らいなどを通したふれあいの中で人生を楽しんでもらいたいものだ。

里山散策で見かけた自然の恵みが、ここにも、あそこにも。

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一昨日は自然の恵みに感謝しながら採取した大量のワラビです。

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小さな親切

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桜前線が通り過ぎた1ヶ月後に地域内に八重桜が満開を迎え往来する人々の目を楽しませている。

この桜は近くにあった二枚橋小学校(平成5年に新築移転)が、菖蒲湯に入る頃の6月第一日曜日に地域総出の運動会を開催していた時期に、走る・仮装・応援そして絆の姿に彩りを添えようと地域の有志から相談を持ちかけられ、課題はあったが熱意で植樹が実現した経緯があるが、こんな小さな親切心が行動をよび今なお月遅れの花見を楽しませてくれている。

「八重桜」に「戦争遺産の大間鉄道アーチ橋」、この景観も地域の貴重な財産であると同時に歴史と親切心の重みを感じることが出来る。

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ここにも小さな親切があります。

豊漁と家内安全等を願い参拝する人々の心を和ます芝桜など。誰に言われるまでもなく長い年月をかけ、こつこつと汗を流し地域貢献している高齢者の心の有り様に頭がさがります。

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隣人そして地域のために時代・時代の波を潜り抜けた諸先輩方の小さな親切心に見られる思いも風化させてはいけない貴重な財産であるのではと思う。

 

 

 

 

 

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