関根橋集落への入り口高台にある庚申塔(防災招福と五穀豊穣を祈願するために天保7年8月29日建立)に安全祈願ををして午前8時に一路恐山を目指しての歩き。
長い坂道を下れば、地域の絆が強く多くの優秀な人材を社会に送り出した関根橋小学校(閉校式H19,11,3・H20年の春に閉校)。時は流れていても玄関前の丸時計の針は止まったまま。
妙見神社の山門を右に見ながら集落の端に。関根橋集落は寛文2年(1662)南部5戸より百姓5軒が移住し開拓が始まった、しかし自然の厳しさ等により悲惨な生活が余儀なくされたことから正徳3年(1713)に日光院(松林)が千手観音石像を勧請し、集落のシンボルとなる大杉の奥に建立し鎮座している。
正津川林道沿いに立並ぶ杉林の中からカモシカの応援を感じながら進んだ所で、六地蔵尊(先祖供養のため函館山観音保存会の皆さんが修復)に手を合わせ上下小川に到着です。この場所は大尽山国有林と民有林との境界線であり、かって山の落差を利用した水力発電所があった場所だと聞いている。
上下小川から恐山までは6KMの道程、ヒバ林を見ながら先に進みます。
八滝(ヤタキ)沢で心地よく流れる汗を沢水で洗い流しながら、静寂のなか滝つぼに落ちる水の音にしばし耳を傾けています。
8時に出発して歩くこと1時間50分の地点で恐山特有の臭いが鼻をつき、川床の色にも変化が見られてきた。周辺の自然美は季節毎に神秘的な彩りを見せてくれるだろう。足も軽やかです。
左に恐山橋、右は薬研温泉郷への道の三叉路に到着です。この色・この光景が恐山です。
大尽山を正面に三途の川に赤い太鼓橋、広がる宇曽利山湖を見渡しながら津軽海峡とは違う風に吹かれています。(午前10時30分に到着「片道2時間30分」)
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