2012年3月アーカイブ

春近し

| コメント(0) | トラックバック(0)

雪が降り積もる日が長く続き、気温が低いため積雪がなかなか減らない・・・・・・聞こえるのは適度な運動量をはるかに超える雪かきで高齢者の体調不良増による悲鳴と、生活道路確保等の苦情。3月に入っても寒気が入りやすくなっているようで週間天気予報にも未だ雪マークが、気温が10度を超える暖気はいつのことやら。

排雪場所に積み上げられた雪山は高さ15メートルほど、何時消えるのやら、植栽された桜は、堤防敷地の散歩は、春のイベントは・・・・・・・・・・。

  P1020521_500.jpg

  P1020499_500.jpg

桜のつぼみは重い衣を着込んだままだが、同じ北国でも所変われば春の香りが漂い始めている。

  P1020500_500.jpg

  P1020513_500.jpg

  P1020512_500.jpg

3,11の東日本大震災に引き続いての豪雪が発信した危機管理への教訓が生かされてほしいし、自然界の中で人間がどう生き続けるかが問われている環境下で、人間ありきの傲慢さを改めないかぎり未来は無いような気がするが・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

天候が心配された中での観察会であったが、地区公民館にむつ市下北自然の家に勤務する体験活動専門員を講師に招き下北の野鳥(「下北の天然記念物たち」オジロワシ・オオワシ・マガン・ヒシクイ・イヌワシ・クマゲラ・コクガン)についての飛来状況や棲息環境等の説明を聞くことができた。

P1020514_500.jpg

環境省が湿地500に選定した津軽海峡沿岸北部(二枚橋海岸)を歩きながら専門員の説明に耳を傾ける。何と1時間半の中でハクセキレイ・イソヒヨドリ・マガモ・ウミネコ・カモメ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ウミウ・ヒメウ等・・・・レンズを覗く顔から笑みがこぼれる程の感動と出合があった。

P1020517_500.jpg

今日の主役には会えない寂しさが横切った瞬間でした、時間をわきまえていたかのように低空飛行で最後の最後に舞台演出をしてくれた主役が下狄川河口に着地し、その愛くるしい姿を見せつけ参加者を魅了してくれた。カメラシャッターが・・・・・・さすが役者です。こんな感動があるからこそ自然がふるさとが大好き。

P1020518_500.jpg

昼食はお弁当に、二枚橋漁業婦人部の皆さんが調理してくれたケンチンと赤岩磯で採取したムラサキインコ(地方名:マルゴ)の味噌汁で満腹。食後の談話で地域資源に見慣れ・聞き慣れ・忘れかけ・そして置き去りにしたまま時だけが流れている現実・・・・・・・気付いて動けことで新たな輝きを取り戻せる可能性が広がるのに・・・そんな想いを胸に刻んだ観察会であった。

 

 

 

 

 

二枚橋つながり

| コメント(0) | トラックバック(0)

いつものリュックサックに着替えと水と筆記用具を入れて、川崎市多摩区中野島から生田の緑地を抜け小田急線の読売ランド駅・百合ケ丘・新百合ケ丘と一足早い春の陽光を浴びながらの歩きです。心地よさに誘われるように新百合ケ丘駅近くのコーヒーショップへ足を運び、潮風の香りは加味されていないものの足早に動く人それぞれの人生の香りを楽しむ味は、喉越しに違和感は無い。

P1020488_500.jpg

新百合ケ丘駅を後にして数分の場所にあった十二神社(正徳元年「1711」建立以来、万福寺地区の氏神様で「食物の神様」であり、保食の神と記され、五穀を司る神といわれている。)健康に合掌。

津久井道にもどり百合ケ丘を過ぎ、読売ランド駅手前の道を左折し読売ランド内にあるジャイアンツ球状を目指してのこと。何、これは・・・・・・何と偶然の出合「二枚橋」です。

P1020490_500.jpg

川崎市麻生区にある高石町会が設置した看板に「二枚橋の由来」~治承4年(1180年)の秋、源頼朝が平家を滅ぼそうと旗揚げをした折に、弟の義経が奥州の平泉から弁慶や伊勢の三郎・駿河の次郎たちを従えてかけつける途中ここを通りかかり当時の橋が粗末なものであったので、弁慶たちが馬も通れる橋に造りなおした。その橋は丸太を並べた上に土を盛ってあり、横から見るとのし餅を二枚重ねたように見えるので二枚橋と名付けられた、といういい伝えが残っている。

川崎市では「弁慶の足跡を探して」と題しての探訪が行われているようですが、青森県にも義経の北行説の伝説があり当二枚橋地域の隣接地域にもその伝説が語られている。

自身のふるさと「二枚橋の由来」は~朝夕の明けぬ前に起きて大きな吊鍋をかけて、その中に精米と稗か粟を三対七位にして焚いて精米の分は沖に働く男達に持たせ、稗や粟は家に残る子供達や年寄達が食べたということです。この鍋を二枚鍋といい、それからもじって二枚箸となり、更に地形から二枚橋と名付けたといわれている。また、一説によれば部落には上・下狄川があって物資の流通運搬のために、それぞれの川に二枚の木橋を懸けたのが地名になったとも伝えられている。

「二枚橋つながり」で人・食・文化・他の地域資源等で首都圏と地方が互いに連携して交流の輪を広げ地域活性化を促進する策はないものか、一度、川崎市麻生区の地域振興課を訪ね聞く・話すことで生かされる何かを学ぶことも必要なのでは。

P1020502_500.jpg

P1020503_500.jpg

ふるさとを想いながらジャイアンツ球場を後にし、三沢川を泳ぐ鯉を横目に見ながら帰路についたが、出合えた偶然が疲れを楽しさに変えてくれた一日であった。

 

 

 

 

 

 

 

浅い春の到来を感じながら、ようやく整理と準備が整い3月24日(土)に開店いたします。(当面は毎週「土」・「日」の午前9時から午後5時迄)

  P1020495_500.jpg

立ち上げてから4年目になりますが、この間お客様の会話から学び、そして支えられながらの道程でしたが、ようやく足が地につき四季それぞれの彩りを運ぶ風にも呼吸を整えることが出来るようになりましたが、驕ることなく学び、感謝と和みを大切に進みたいものです。

  P1020511_500.jpg

 P1020509_500.jpgP1020510_500.jpg

  P1020508_500.jpg

広がる津軽海峡とともにお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天然素材にこだわり

| コメント(0) | トラックバック(0)

三鷹駅前の飛高堂ぎゃらりあで、佐井村出身の鹿島桃子の柿渋染・古裂・独創衣展が開かれ親子で訪れてみた。手作り創作については皆無の知識ですが素材の持つ優しさや温かみを調和させながらの創作、しかも手仕事に新たな世界を見た感じだった。

  P1020481_500.jpg

「桃子のひとりごと」に釘付けでした。

先人は名も残さず、時の流れの中に着物や布などを私の手元に贈ってくださいまして、今日の私がいますこと深く感謝いたしております。   布に触れし、ゆるやかに浮かびし形・・・・・   作品創りは布と私の二人三脚です。 たえず語り合い、うなずき・・・・・・

天然素材にこだわり、ありのままの自分を表現し、自身の感覚の面白さ、頭で考えるだけでなく偶然から生まれる面白さなど・・・・・・そして故郷への想いと自らの歴史を手仕事で表現している人生。また、現在、佐井村に在住し手織り活動をしている川岸延子・舘脇睦子との交流と支援にも何とも言えない温もりを感じた。創作品を身につけ、また新しい出会いと歴史が始まるかも。

  P1020480_500.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

3月8日に中野島から南武線、横須賀線、総武線を乗り継いで「亀戸」に。スポーツの神(スポーツに勝・病気に勝・自分に勝)で知られている香取神社を目指しながら「青森物産ショップむつ下北」を訪ね、程なく探しあてたが開店前であったので、その先にあった香取神社に合掌し駅前でのコーヒータイムですが、窓越しに見えるのは人の流れ・・・・それでもペンとノートとコーヒーで過ごす時間は二枚橋の居場所とは違う時間の流れと想いがある。

  P1020468_500.jpg

11時過ぎに出向いてみたら店長とお会いするこができ、又、販売状況等の話のなかで前を見据えて「動く」ことの大切さを語った時の輝きに熱い想いを感じられる自分があった。訪れて良かった。

  P1020470_500.jpg

知らずに動き・気付かされて動き・気付いて動き・・・・・・・動き回ることで流す汗は人が人でいられる有り様を教えそして導いてくれているのでは。時間があれば何処となく着替えと水とペンとノートを背負い、歩いて学ぶことを貫きたいものだ。現場大好きそしてふるさと大好き。

おみやげは亀戸天神社から見たスカイツリー。紅梅も綺麗だが藤の咲く頃にでも再度・・・・・・・・

  P1020474_500.jpg

  P1020475_500.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地域再生実践

| コメント(0) | トラックバック(0)

3月7日東京国際フォーラムを会場にて地域再生実践フォーラムが開催された。開催に先立ち第16回ふるさとイベント大賞の表彰式が行われ、企画・効果・運営に優れた「熊本暮らし人祭り みずあかり」熊本県熊本市みずあかり実行委員会が秋の夜を美しく幻想的に故郷の資源を生かしたことで受賞、ほか優秀賞・奨励賞・選考委員特別賞・復興応援特別賞がそれぞれ表彰された。

  P1020465_500.jpg

  P1020464_500.jpg

選考基準での評価のポイントは。

「企画」①地域資源を積極的に活用していること(地域資源:風土・産業・食文化・伝統文化・歴史・特産物・建築物・構造物など)②独創性に溢れ、新たな地域の魅力を創り出している。③多くの人を惹きつける魅力がある。④魅力を増すための創意工夫が顕著である。

「効果」①地場産業の振興や観光客誘致など、経済的な波及効果がある。(低予算でも波及効果が大きいなど)②地域の知名度アップに貢献している。③地域住民の郷土意識の高揚に繋がっている。④伝統文化の継承や新しい文化の創造に繋がっている。

「運営「①地域住民が積極的に参加している。(参加することに誇りを持っている。)②地域の内外を問わず、交流や連携が行われている。③継続して開催されており(継続される見込みがあり)、将来の発展性が見られる。

これらを総合的に審査したうえでの表彰におめでとう御座います。ふるさととは・・・地域資源とは・・・・繋がるとは・・・・ どの団体にも共通することは自らの地域は自らの汗で、気付きそして生かし、枠を超えての繋がりが地域づくりの原点になっていることを確認。

  P1020466_500.jpg

  P1020467_500.jpg

(株)日本総合研究所理事長の高橋進氏による「大震災後の日本経済と地域活性化を考える」の基調講演では、自ら立ち上がらなければ・高齢化は急速に大都会に・復旧ではなく新興をの内容が印象に残った。

分科会では「持続的な観光振興による真の地域再生の実現」に耳を傾けた中で、1960年米国カンザス州ローレンス市生まれで第二の故郷である山形県最上町を中心に、着地型旅行の開発に奔走している(株)トラベル東北代表取締役の語り、人間をそせいさせるのは「本物」との折衝であり・「今」との感動的な出合いであろうとする内容に違和感なく聞き入る自分があった。機会があったらこの地を訪れてみたいものだ。

見て、聞いて、感じることができた時間に感謝です。

 

 

 

 

 

ミンククジラ

| コメント(0) | トラックバック(0)

日本沿岸でオホーツク海と日本海に分布しているミンククジラが、2月22日に津軽海峡沿岸(国道279号赤川台駐車場下のちぢり浜・体長7メートル)に打ち上げられたが、初めて見る大きさに言葉を忘れて見入っていた。

  P1020441_500.jpg

2009年11月頃から富山・福井・京都・兵庫・山口・長崎で打ち上げが確認され、又、昨年の2月のニュージランド大地震前には107頭のゴンドウクジラ、そして東日本大震災の1週間前には茨城県鹿島市の海岸でカズハゴンドウクジラ50頭が相次いで打ち上げられている。

音に対して敏感で超音波を聞いて方向をきめると言われているが、地震発生前の音との因果関係は、自然の驚異が再び静かに忍び寄っているのだろうか。

  P1020442_500.jpg

3,11に発生した東日本大震災の記憶を風化させないとともに、津波が発生する恐れがある場合の初動体制の確認・検証と市民の防災意識の高揚を図るための避難訓練が当日に実施されるようだが、この1年間、沿岸住民の命を守るためにどんな動きをしてきたのか問いたいものだ。

沿岸国道沿いのバス停留所に高さ表示をし、説明もない自主防災組織化の資料配布しただけ。各関係機関との連携・食糧備蓄と調達等に加え、肝心の住民との意見交換に反省点と課題などの情報開示がなく進められる防災行政に危機感は、命を守る?。

  P1020443_500.jpg

 

 

 

最近のコメント

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30