天候が心配された中での観察会であったが、地区公民館にむつ市下北自然の家に勤務する体験活動専門員を講師に招き下北の野鳥(「下北の天然記念物たち」オジロワシ・オオワシ・マガン・ヒシクイ・イヌワシ・クマゲラ・コクガン)についての飛来状況や棲息環境等の説明を聞くことができた。
環境省が湿地500に選定した津軽海峡沿岸北部(二枚橋海岸)を歩きながら専門員の説明に耳を傾ける。何と1時間半の中でハクセキレイ・イソヒヨドリ・マガモ・ウミネコ・カモメ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ウミウ・ヒメウ等・・・・レンズを覗く顔から笑みがこぼれる程の感動と出合があった。
今日の主役には会えない寂しさが横切った瞬間でした、時間をわきまえていたかのように低空飛行で最後の最後に舞台演出をしてくれた主役が下狄川河口に着地し、その愛くるしい姿を見せつけ参加者を魅了してくれた。カメラシャッターが・・・・・・さすが役者です。こんな感動があるからこそ自然がふるさとが大好き。
昼食はお弁当に、二枚橋漁業婦人部の皆さんが調理してくれたケンチンと赤岩磯で採取したムラサキインコ(地方名:マルゴ)の味噌汁で満腹。食後の談話で地域資源に見慣れ・聞き慣れ・忘れかけ・そして置き去りにしたまま時だけが流れている現実・・・・・・・気付いて動けことで新たな輝きを取り戻せる可能性が広がるのに・・・そんな想いを胸に刻んだ観察会であった。
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