2012年9月アーカイブ

道は人の移動、経済活動、文化交流等に欠かせない基本的な社会基盤であり、それぞれの時代の政治・社会・経済的要請と財政・技術的制約を受けながら発展を続けてきたが、地形が急峻のうえ地盤が脆弱のため車両の導入は明治以降となった。

道路整備は①徒歩・荷駄中心の幕末までの街道等の維持改良 ②明治の馬車交通のための街道改良 ③大正・昭和の前期の自動車交通のための改良 ④戦後の改良舗装 ⑤第1次~第2次バイパス等の整備 ⑥高規格幹線道路整備へとステップし、新たな時代のニーズには応えてきたが・・・

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交通が難所で異文化の伝播する入口でもある「いにしえの道」に誘われて歴史の重みと営みを想いながら歩くことで、旅文化の一役となるのでは。

この「いにしえの道」の隣接には、今から2300年から3000年前の縄文時代晩期後半のものと思われる土器や石器、土偶などが多数発掘され、この度国の重要文化財指定になった「二枚橋2遺跡」、そして「二枚橋1遺跡」・「大畑道遺跡」・「家ノ上遺跡」が点在している当地域。悠久の歴史のなかで津軽海峡、佐藤ケ平・下狄川の自然と共生しながらどんな人々が、どんな生活を営んでいたのか想像するだけで身震いするが、地域の歴史や文化を正しく情報発信する機会到来なのではと思うが。発想と実行力が問われている。

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青森県教育庁文化保護課(三内丸山遺跡保存活用推進室)では、五千年前の我が家を建ててみようと題して6月23日から10月13日までの間で、縄文の家づくり体験6回、縄文講座5回を開設している。なかでも当時と同じ道具を使い「土葺き」の住居を復元している。

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「いにしえの道」・「遺跡」・「自然」を組み合わせた魅力的で効果を持続させる意見交換の場が。

 

 

 

 

 

杉本 理起

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2012(平成24)9.3 妻を気遣いながら出産に立ち会った満潮時の午後5時37分「身長50cm・体重2,960g」に初孫息子が産声をあげた。若い夫婦の喜びと同時に両家にとっても初孫で嬉しさは隠しきれないものがある。

     P1020751_500.jpg8.11撮影

     P1020780_500.jpg9・4撮影

     P1020802_500.jpg9.25撮影

今後、親子の成長が楽しみであり、「じじ」・「ばば」の呼び方にも何ら違和感なく受入、寝顔を見ながら孫の力を。成長過程を活字にしながら見守りたいものだ。

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高齢化や後継者不足の影響等で耕作放棄地が増え続け、外来種(オオハンゴンソウ)が驚異的繁殖力で黄色いジュウタンの範囲を拡大している。

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私有地の農地(田)を年に3回程の刈払いを続けても根本的な解決策には至らず、半ば、あきらめての作業であるが、やらずにはいられないのが現状である。

昨年度から薬研地区の観光資源である巨木(オグリ)への道程の一端を抜き取りによる駆除作業を実施しているが(昨年140㎏・今年70㎏)範囲は拡大したように思われる。当会の自然環境への小さな思いやりが継続的に実施されることで、地域資源への接し方や楽しみ方が前向きになってくれれば嬉しいし、そして何よりも在来種が織りなす四季の彩りを見続けたいものだ。

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2011,3,11の東日本大震災のガレキの漂着が今年の10月頃から米国とカナダの西海岸や米アラスカに本格化して押し寄せると見られている。しかも到達した漂着物には多数の生物が付着し、その地の環境に定着・繁殖することで生態系に悪影響を与えかねない恐れがあるとか。この漂着物の処理や監視等への経費はもちろんだが、被災地の皆さんの心情が心配。

水辺サポーターとして活動するなかで、海岸漂着物は頭痛の種ですが地道に時間をかけて汗を流し続ける以外に解決策はないのか。

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活用への手助け

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国道279号は、北海道函館市から青森県上北郡野辺地町に至る一般国道で、別名(「ハマナスライン」青森県内・「海峡通」函館内)と呼ばれている。

ハマナスラインを北上すれば、陸奥湾から津軽海峡へと視界が広がり早起きした者だけが感動できる光景に出会うことができる。

        P1020754_500.jpg午前5時00分

        P1020755_500.jpg午前5時13分

ハマナスラインに沿って、沿岸の砂地に自生し晩夏の季語でもある「ハマナス」が植物性乳酸菌による研究の他、健康食品等への新たな商品開発が進められている。

当、釣屋浜海岸にも群生するこの地域資源を観賞用のみならず、活用することへの手助けが可能であれば連携しながら行動してみる価値はあるようだ。ハマナスラインにハマナスが。

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多様で、かけがえのない価値のある「安心・安全でおいしい食」。これらの地域財産を活かした自立が、今後益々求められるであろう現実に直面するのでは。

イワシの大群にカモメが嬉し泣きしながら乱舞する光景を久しぶりに見たが、残念ながら浜辺に打ち上がる程ではなかった。揺れる漁火は夢心地を誘うがイカ漁が気候変動の影響で不振とか。

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