偶然の出会い(ニホンカモシカ)

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地域の西側を流れる三右衛門沢を見ながらの歩きです。まずは「三右衛門沢滝」の流れ落ちる水の音をきき、新緑・紅葉・冬景色と変化していく姿を連想そして魅せられて上流に進みます。

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近づく春を感じたくて進めば高さ1,5m程の小さな滝を見ることが出来ます。この滝つぼにはいい型のイワナが棲みついていて渓流釣りが楽しみな場所です。

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例年になく多く降った雪で思うように足が進まず、歩くと言うより一歩づつ踏み固めながら前進している状態で玉の汗が流れ落ちています。歩いて2時間が過ぎたが春はまだまだ遠く感じられたのと、体力勝負になってきたので、ここは無理をせず帰路に着くことにして方向転換。帰路は踏み固めた足跡の通り進んでいくと崖地の上で何かが動いています。「ニホンカモシカ」です。

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カモシカという名称は昔、その毛を(かも)と呼んでいたからだそうで、別名「アオジシ」「アオ」などと呼ばれている。(青色の汗をかくとか)

通常は岩場などの足場の悪い斜面や崖地を好み、分泌液でマーキングしながら縄張りを持っているが(ひづめの先を広げて立つことが出来ることから崖地に適応)、最近は食料事情か人間活動に興味を持ったのか里山から道路を横断し住宅付近や海岸まで頻繁に姿を見せるようになった。

しかし、その生活行動は好奇心が強く常に単独行動で(春先は親と子を見かけるが)、「3頭」のニホンカモシカに出会うのは初めての経験、偶然中の偶然そのものです。厳冬のなか身じろぎもせず、こちらを見ています。撮影後は我を忘れて見入っていますが健康で自由に歩ければ、こんな出会いがある里山は最高です。(生え変わることがない「角」がオス・メスともにある)

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント(1)

3頭の「ニホンカモシカ」のショット・・・
偶然の出会いながらも”シャッタ-チャンス”には
小躍りしたのではないでしょうか。

PC上で見ただけでも感動せずにはいられない写真ですもの。
ただただ・・・すご~い!!って感じです。
 
北国にも確実に春が近ずいて来ている様に感じます。

「卒業」と「新たな出発」の季節がもう目前です・・・

日々変化する自然の姿には”予測が無い”からこそ
杉山様の写真には自然の美しい発見がいつもあります。
わくわくしながら更新されるブログを拝見するのを心待ちにしています。健康に留意されながら良いショットを配信続けて頂きたいと願っております。


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