初夏

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ツバメが飛び交い里山からは蝉の鳴き声が聞こえる頃、気象庁から気持ちまで湿りがちになる梅雨宣言が発表されたが、新緑のなかにピンク色でラッパ状の花を咲かせた「タニウツギ」がひときわ映えているのが見えることで初夏の到来を感じています。

毎年このタニウツギを見ては思い出すことは一つにピンク色。ピンク色は当二枚橋地域のシンボルカラーで町民大運動会・各種陸上競技会でピンクのはち巻きが躍動する姿は、地域の絆と速さ・強さの象徴であった。二つに、道端にも咲くこのタニウツギを見て気持ちが里山から津軽海峡へと。これが遊泳の合図で待ち遠しくてワクワクした心の揺れを今でも鮮明に記憶しているが、現在、浜に下りて遊ぶ子供達の姿がないのが寂しい。

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所有する畑の草刈をしながら「フジ」からも初夏を感じていますが、公園等に棚仕立でよく植えられているが山野の樹に巻き付き、その樹を被い垂れ下がっている光景に足を止めることが多い。

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里山の木陰で、うつむくように咲く花の形がユニークな野草の「ヤマオダマキ」も初夏到来を。普段、道端や庭先でも見かける野草なのに深山にひっそりと咲いている様を見れば、それぞれの生き様を見ているようで熱い想いが込み上げてくる。

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皮むきが大変ですが素材にはクセが無くシャクシャクとした食感の「ウワバミソウ(ミズ)」の白い花も初夏到来を。ウニとの相性が抜群なので近日中には食卓に。

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