成長

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長年森の中で静かに生きながら自然界の変化を見続けてきた大木、この大木が周囲の生態系に及ぼす影響は計り知れないものがあるだろうし、言葉を発することが出来なくても人間社会に苦言や警告の情報を発信しているにも関わらず、相変わらず身勝手やマナーなどの悪さが目立つ。

最近、全国各地にある巨樹巨木の紹介、樹種別ランキング、新発見の巨樹を通して巨樹の魅力を知っていただく活動が行われていて、当下北地域にも「千年の命を次の千年へ」のスローガンを掲げて保護募金運動等の活動が展開されている。(下北地域には、むつ市大畑町に「おぐり」樹種くり・幹周780cm・種高27mと、むつ市脇野沢「千年ヒバ」樹種ヒバ・幹周618cm・種高20mがある)

自然界はどんな過酷な環境ダメージでも再生・復活へのたくましい精・生・勢・盛を持ち合わせ成長していく。大げさかも知れないがこの姿を見る度に勇気づけられたことで今日の自身がある。

朽ち果てるような倒木から「ホウノキ」の若くたくましい命が成長している姿に足を止め見とれている。

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このホウノも気の遠くなるような時間のなかで成長していくであろう、可能な時間の中で遠くから見守りながら学びたいものだ。

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人間社会においても子が若者が成長していく姿は実に嬉しいものです。反面「若き日にバラを摘め」とよく言われています。成長していく過程の中で体・心へのトゲや失敗は若さと時間という自然治癒力があるから、立ち止まり後退しながらも早期に再生・前進が可能なのでは。若さを大切にしながら傷を恐れずに熱意と情熱を持って時代を駆け抜けてほしいものだ。

この木も津軽海峡の風雨雪に耐え巨樹に成長していく道を歩き出している。楽しみです。

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