彩り

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春の訪れの遅さに警鐘が鳴らされている一方で、暖冬の影響で積雪量が少なく水不足などが心配されている地球環境は、混迷し続ける日本の政治と同様に危機的状況下にあるようだ。

しかし季節は遅れても、きちんと巡って彩りを見せ楽しませ感動を与えてくれる。

花びら(ガク片)が3枚で大きい雌花の先に、小さな粒状の雄花がチョコレート色の花を咲かせている「ミツバアケビ」~熟した青紫色と味が忘れられない。

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もみじの語源は秋に様々な色に変化していく様を、古く「紅葉づ(もみづ)」と言ったことから由来しており、色付く植物全般を総称して「紅葉づ」と言ったようですが、私達が一般的に「もみじ」と言う呼び方は園芸上のことで植物学的には「カエデ」と呼ぶ。カエデは「蛙手(かえるて)」が転じたものと言われ、切り込みの深いものを「もみじ」・浅いものを「カエデ」と言う。個人的には赤ちゃんの手の大きさを「もみじ」・大人の手の大きさを「カエデ」と区別している。

周囲の雑木林の新緑と隣接のヤマモミジに対抗して、存在感をアピールしているかのように見える赤紫色のモミジ(ノムラモミジかと思う)が鮮やかに彩っている。

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水の流れに耳を傾ければ春の音色と安心感が体を包み込んだ。新緑のシャワーが陽の光を浴び流れ落ちる滝まで若草色に染めている。

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木野部峠の上り坂を一気に進んで、緑と青色に囲まれた地域の原風景を津軽海峡の風に吹かれながら脳裏に刻み、過ぎ去った日々と今なお青春(夢がある限り青春)に思いを。

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大人の手ほどの大きさがある「カエデ」を間近いに見ながら自身の手と比較してみたが。

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木野部峠を下り鷲ノ巣沢から大沢に、海岸から見た「赤岩」の存在感は未だ大きく、生き方を教えてくれた原点の場所であります。

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赤岩の絶壁に点在する朱色の「ヤマモミジ」に魅せられて一休みです。

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四季を通して里山・里海の彩りにも隠れた物語があるような故郷。この風景や風景からの心模様を次世代に引き継ぐ使命感で満杯です。

 

 

 

 

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