ボランティアの定義は自主性、無償性、利他性に基づく活動とされてきたが、最近はアルバイトボランティアに見られるような有償ボランティアという存在が出現し、受け入れられていることから定義が外れつつある中で、新たな社会的役割を担う活動(先駆性)・行政が機能しきれない部分を満たす(補完性)・活動に参加する個人の自己実現の場の役割を果たす(自己実現性)など、新たな活動の考え方が指摘されているようだ。
古くから仲間・地域など地縁・血縁によって強く結びついた相互扶助の慣習があったため、外部からボランティアを広く呼びかけ受け入れる仕組みや必要性が少なかったが、最近の自然災害を含む有事に迅速かつ的確に行える仕組みへの対応が困難となり、ボランティアによる相互扶助の仕組みがクローズアップされている。
何よりも携わる人・地域で暮らす人が有事に対してどれ程の危機感を持ち合わせ共有しているかが問われているのでは。
地域内にも昭和56年7月に竣工した砂防ダムの影響で、資源保護(川魚等)が危惧されたことから町と地域が連署で青森県に魚道整備を要望したところ、平成8年から3ヶ年計画で進入路、魚道、広場の建設整備が行われた。そのさえ、完成後の草刈などの維持管理は要望先で実施する旨を書き記した経緯があるが、行政も地域もこれに対応すべき協議の場と国民の血税で建設されたという意識さえ持ち合わせていない。
一向に進展しない現状の中で、両者に物申す時期が来たようです。(草刈前の現状)
草刈後の魚道周辺。
綺麗になれば人々が訪れ清涼感のある風を楽しんでいる光景がボランティアの役割かと。
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