降り止まぬ雪

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2月1日から2日にかけて走行不能にするまでの強烈な風雪が下北半島を襲ったが、共助・公助の精神が犠牲者を一人も出さずに終わったことは、東日本大震災から学んだ教訓が生かされたのでは。

しかし、降り止まぬ雪で事故や倒壊が相次いでいるなか、国は地方自治体の除雪費用を支援するために青森県内の18市町村に19億8300万円の交付税前倒しを発表したものの、地域で暮らす人々には雪下ろし費用に体力及び精神的な負担が重く圧し掛かっている現実に疲れきっている。

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原子力半島(下北)の災害は、原子力のみならず地震・津波に暴風雪災害をも加え被災者救出や物資調達などを連携して対応するハード・ソフト面の具体化が早急に望まれているのだが。

現実の一例を挙げれば、青森県と市が維持管理協定を締結した開閉式ドアー(高波対策)について、未だ地域への説明と支援要請等は無く苦悩するのは沿岸漁業で生計を維持している者たちで、加えて排雪の影響で斜路まで辿り着くまでの一苦労と船を出すための雪かきが延々と続くき、津軽海峡を吹き抜ける風が収まらず肩を落としてため息の日々に二重三重の負担が。見て見ぬふりをしていないで、これこそが仕事だと思えないものか。

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雪の捨て場がなく仕方なくスノーダンプで住宅裏の護岸敷地へとで繰り返し排雪しているが、護岸の高さを超え今は海岸が捨て場になっている・・・春が遠く感じられる寂しさがある。これほど積み重なった高さは記憶にもなく、費用を投入して春を呼び込んでくれるのだろうか。温暖化・大雨・地震・津波・豪雪・・・・・・・・・・地球が病んでいるようで胸騒ぎがする。

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厳冬の中で心配していたコクガンがようやく二枚橋海岸に戻りつつあるようだが、食する藻の少なさが少々気がかり。

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春を待ち望む日本猿親子が元気で暮らしているようで、里山を走り回っての食探し。

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風が雨雪を背負い泣きながら津軽海峡を走り抜けていく様をみ、明日の雪かきを心配しながら春よ早く来い・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

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