薄暗い病室の天井を見続けてからの3年間は、体力と精神力の回復を重視した生活を余儀なくされたものの、家族・兄弟・親戚にも「また」「何故」と思われる様々な出来事が続いたが、時間だけは風のごとくさらりと過ぎ去って行った。
現代社会のストレスという負の財産だけは抱え込まないためにも、現実から逃げずに真正面から受け止め、子供達の協力と思いのエネルギーに加え自然との対話を重ね続けることで、ようやく7月5日に行われたAOMORIマラソンのスタート地点に息子と立つことができた。
緊張の中での号砲、自分のペースを守り先行く者の背後を、沿道の声援と初夏の風を受け家族の待つゴール地点に足を運んだ。
忘れかけていた何とも言えない「心地よい汗」を流すことができた。
歩いても立ち止まってもいい、時には後退してもいいと思う。それでも前に進みたいと思う気持と小さい夢の実現にむけて、楽しみながらも時間を大切に過ごしたいものだ。
娘 が同席していないのが残念だが、妻と息子夫婦とで乾杯です。ありがとう
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