故郷の原風景を語るとき必ずと言っていいほど話題にあがるのが「よこいし」
海岸から30メートル程の沖合いに不動の位置を確保し、どんな自然条件にも耐えそして居座り、永きに亘り地域の人々を見守ってきた石を「よこいし」と呼んでいる。
この石は見方によっては富士山に似ていると私は思う。特に、満潮時に頭を見せている時の姿は石富士そのものです。見ている場所は何県?
又、この石は子供が成長していく中での登竜門の役割を果たしていたのでは。最初は干潮時に歩いてたどりつき、次は満潮時に泳いでたどりつき一呼吸後に泳いで帰る、次は満潮時に泳いでたどりつき石の上にあがる、次は石からダイビングし潜水したまま海岸にたどりつく。
これが出来るようになれば自信が深まり遠泳のスタート、潜水しての海中散歩とウニ採り、アブラメ・タナゴ釣り、めかぶ採り等の体験学習の拠点として遊びながら生きる術を学んでいた。
反面、自然の猛威と恐怖も体にたたき込まれているし、万物は自然に生かされていることの再確認。
潮流の変化等により砂山ができ川水が直流できず蛇行しています。
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