里の秋(3)野生動物

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コースを変えて歩けばこんな出合いもあります。

収穫時期をむかえた畑で苦労して育てた豆類等を、棚や網をかいくぐっての食行動をする「サル」。市は平成19年から農作物被害緊急対策(防除ネット)、モンキードックによる追い上げ等の対策を講じているものの課題が多く、一市のみの対応では何ら解決策に至らないのでは。

厳しい下北の自然に立ち向かって家族を守り生きているサル。サルだけが悪いのだろうか。

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今度は林の中からこちらの動きをうかがっている「カモシカ」です。

しばらく互いに立ち止まり目と目が合うものの、危害を加えないことを感じたのか食事のようです。何を食べているのか。出合いは何も林内とは限らず海岸護岸、砂浜にも現れ、それぞれの通り道をもっているようです。目がとても綺麗です。

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今度は「ツキノワグマ」の杉の皮はぎ後の光景です。

周辺の里山にはカモシカ同様に通り道や休息場所があるようで、道の大木には登ったつめ跡や皮はぎのあとが無数に見られます。子供や孫にと思って何十年も育て、ようやく製品木として伐採できるところまできたのに泣くにも泣けないと、どこにこの思いを伝えればいいのか苦悩している人もいる。

人間活動での食のマナーに加え、入山するさえの安全対策は怠りなく。ブナの実は豊作だろうか。

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野生動物たちの棲息状況が大きく変わったのは、単に自然環境の変化だけだろうか。その多くの原因をつくりだしてきたのは私達、人間なのでは。共存の道は。

 

 

 

 

 

 

 

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