風物詩(こんぶ拾い)

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こんぶの種類は約13種類で、実際に産業の対象とされる昆布の生産範囲は日本海では津軽半島の小泊岬以北、太平洋側では宮城県金華山以北の海域で生産されており、その95%は北海道産である。特に日高地区(日高昆布「みついし昆布」)・利尻、礼文島の(りしり昆布)、羅臼を中心とした知床半島沿岸の(らうす昆布)に加え、北海道道南津軽海峡の(ま昆布)が有名である。

この、ま昆布でも山からの栄養分や地質・潮流などの育つ環境の微妙な違いと、採れた時期や海の深さによっても品質が多少異なると言われている。

父が磯舟でこんぶ漁をしていた姿を思い出す時は津軽海峡にも季節の移り変わりを感じる時でもある。あの頃のこんぶは長さ・幅・厚み・匂い・味、そして採れた量は現在とは比較にならないが当時の忙しさと賑わいがなつかしい。

今、この二枚橋地域で磯舟でこんぶ漁をしているのは一人か二人?。しかし、この貴重な地域資源を台風や低気圧による時化の後に海岸に流れよるこんぶを、胴長靴を履き高波も恐れず拾い上げています。(こんぶ拾いにも漁業協同組合に行使料2,000円の支払いが必要)

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拾い上げたこんぶを自家消費、商品化するためには極力、砂がつかないように護岸・コンクリート・砂利敷地等で秋風にさらし天日干しをする。(雨と湿気は禁物)

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天日干しを何日か続け完全に乾燥したものを再度砂の付着確認をして自家消費用として保存また、一定の長さで商品化します。商品化までには保健所との協議、袋詰めで販売する場合は表示義務が生ずることから関係官庁との協議が必要です。

               津軽海峡産(二枚橋)だしこんぶ

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