里の秋(4)自然の恵み

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コースを変えて歩けば、まず最初の出会いは「ナラタケ」です。

ナラタケはブナ・ナラ、ミズナラ等の広葉樹の枯幹・倒木・地・林や針葉樹のコケの生えた倒木・湿地の草むら等に群生や点々と発生したりしている。種類は(「キナラタケ」9月下旬~10月上旬)・(「オニナラタケ」9月下旬~10月中旬)・(「オオナラタケ」10月上旬~10月下旬)等があり、時期が長く場所によっては大量に採取出来るので大変親しまれているキノコだと思います。

また、地方によって名称が様々です。青森県内でも津軽では「サモダシ」・南部三八上北では「カックイ」・下北では「ボリボリ」と呼ばれている。

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味噌汁、鍋、煮付け、和え物として食す美味いキノコです。

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「マツブサ」も見えます。実は丸い粒が房になって枝から垂れ、ブドウに似た形をしています。この時期はまだ青いが時間の経過とともに紫色となり、熟すれば黒色となりアラレの降る頃に食すれば枝や葉にマツの香りと甘みを楽しむことが出来る。

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「ヤマグリ」も見えます。梅雨の時期に歩けば白い花が咲いて独特の臭いをあたりに漂わせている。国の減反政策で休耕田に植え付けたクリの実は大きくて大味ですが、ヤマグリは小ぶりだが甘みは強く香りも豊かなので茹でクリ、クリおこわ最高です。人間が食べてもこの美味さなのだから野生動物にとっても自然の恵みです。拾い過ぎないように。

クリで思い出すのは父が子供の誕生記念にと植えた木が大木となり毎年のように恵みを食していたが、二枚橋バイパスの工事用地として売り払うことになり切り倒したこと複雑な思いです。

また、クリにはこんな思い出も有ります。野球に夢中になっていた若き頃、毎年のように町、郡の予選を勝ち抜き県大会に出場するさえ一人の先輩が、戦いの勝利への縁担ぎから「かち(勝ち)ぐり」と称し選手全員分を持参し食した思い出、そんな陰の配慮が選手を奮い立たせ県大会の常連として二度に亘る県大会制覇。感謝です。何故かむしょうに会いたいです。

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