北国

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冬型の気圧配置が続き雪・雪・雪また雪の日々が続いています。しかも連続の真冬日で寒いと言うより痛いと言う感覚の中で早朝から雪片付けに追われています。

近隣の村では最低気温が氷点下12、3度となり1982年の統計開始以来、観測史上最低を記録しているようです。この大雪で除排雪に予算不足が生じ追加補正、交通機関の乱れ、重ね着をしても燃料費・電気料等の生活費負担増に加え、高齢者・一人世帯への精神的負担など大変な思いで日々を過ごしています。

反面、北国に住む私達には全く雪のない光景は何とも物足りなく寂しく、しかも里山に降る雪が巨大な水がめの源でもあり、また川を通じて養分を運び豊かな海中林をつくり自然界の命を繋ぐ役割を果たしていることを思えば負のイメージだけで語ることは出来ない。

社会環境の変化、少子化の影響も考えられるが子供達がする遊びが大勢から一人に、外から家に。雪を楽しむと言う子供の素朴さや純粋性は何処にいったのだろうか。「山スキー」に「かまくら」「雪合戦」「雪上サッカー」など厳しい風雪を逆手にとり遊び学んだ経験のお陰で、人と故郷と自然の有り難さが心の財産として刻み込まれていることを思えば。

この極寒の中で冬の十和田湖畔を幻想的な光で彩る「十和田湖冬物語」が開催し賑っているようだ。雪と寒さを観光資源とした産業、一度は湖畔の夜空が鮮やかに染まる中を歩いて見たいものだが当地域の資源は冬眠中、誰か目覚めさせてくれないものか。

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過去に除排雪をしたことの無い道が今年はご覧の通りです。

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自宅周囲や国道の雪を排雪する場所がなく、高波対策で設けられた護岸敷地に捨てていますが今年の量は異常です。

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厳しい寒さ水の冷たさよりも、まずは食べなければ。

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