津軽海峡の波が打ち寄せる岩場一面に茶褐色のフノリが生えています。
この地は色見崎の真下に広がる糠森平坦磯で、生物観察、釣り、ウニ、アワビ、ツブなど環境学習の場と生きる知恵を学んだ思い出深い場所です。
2月から4月にかけてが採取時期で、寒い時のものほど香り風味がよく味噌汁や天ぷらにして食すれば最高に美味しい。また乾燥フノリは刺身のつま、最近はフノリの粘性の元となる多糖質に抗がん作用や血中コレステロールを下げる作用があるとかで、健康食品が開発されているようです。
当二枚橋地域でのフノリ歴史は古くからある。
1797(寛政9)には当二枚橋地域と大畑村で請負に関する入会権争いがあり、その後も先人達は磯を守り育てるために地域総合ぐるみで監視当番制を設けるなど、生活基盤の安定確保のため奔走した経緯がある。
大きめのアワビ貝殻で石をこするように採取すれば、波が運んだ砂やゴミが多いので手でむしり取るようにしして採取しています。防寒対策は必須条件で漁業組合に行使料として2,000円の納入。
2月から3月にかけて隣村の風間浦村(下風呂温泉郷・ゆかい村)で、第17回布海苔採り体験ツアーと鮟鱇(あんこう)雪中切り見学会が催されている。ここでも寒さを逆手にとり地域資源の掘り起こしに官民が一対となって知恵を絞り活性化に取り組んでいる。
2月20日(土)から21日(日) : 3月6日(土)から7日(日)
布海苔採り体験ツアー実行委員会 電話0175-35-2111
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