津軽海峡を一望し、二枚橋・釣屋浜海岸の潮風に誘われて日常的に歩くという行動は、永い年月の中で自然に体内に組み込まれたものです。
歩くたびに砂の色・層の歴史過程に興味があり、時間を見つけては資料と情報を収集中です。
地域内の砂鉄は宇曽利山が火山活動をしたさえ津軽海峡に降り落ちたもの、山中に降り落ちたもの、山中に降り落ちたものが河川に流失して海峡に入ったものが、その一部が波に打つ寄せられて気の遠くなる時間をかけて海岸に堆積したものです。
1993(平成15)年に発行された大畑町年表には、1654(承応3)年に二枚橋・釣屋浜より砂鉄を掘った記録があり、以後、昭和30年代頃まで地域内で採掘・選鉱された歴史的証明のある鉱物資源です。(砂鉄に関する歴史的経緯等は私的に資料収集したものを後日紹介したいと思っています。)
白・黒の砂と違う色をしたのが砂鉄です。
波に打ち寄せられて地域内にある「下狄川」周辺に堆積されたものです。
同じ下狄川周辺でも全く砂鉄が堆積されていない場所もあります。
砂鉄同様に火山活動に伴う副産物の「ごま石」が春の海岸に打ち寄せられています。少し緑がかった石ですが拾い集め自宅周辺に敷き並べ、雨のしずくでの色合いを楽しんでいます。
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