例年になく降り積もった雪が春一番と思われる風に吹かれて雪解けが進み、大量の水が大畑川に注ぎ込まれ奥薬研温泉付近の「大滝」から転げ落ちる春の姿、そして新緑・紅葉へと移り変わる景観は見ものです。
大滝付近の川辺には静けさと自然への親近感、そして何よりも無料で入れる露天風呂があり多くの愛好者で賑っている。
薬研温泉は温泉の湧口が漢方薬を作る薬研という道具に似ている事から名がついたと言われています。大滝からさらに上流に進めば奥薬研修景公園内にヒノキアスナロが出迎えてくれる総ヒバづくりの「レストハウス」と「夫婦かっぱの湯」があり、大畑川の渓谷を眺めながら入ることができる。
遊戯施設やゆったり静けさを飲む茶屋もなく温泉郷にあるのは、川のせせらぎに野鳥の鳴き声など自然に浸る至福の時間。
この場所から風間浦村易国間までは17KM、川内町湯の川温泉郷までは27KM、佐井村までは24KMの道程。いずれも景観はすばらしい。
温泉と自然が魅力の薬研温泉郷への観光客は年々減少傾向にある中で新幹線の青森延伸が上昇の鍵となるだろうか。閑古鳥がなく冬期間を目の当りにして官民協働による積極的な取り組みが「聞こえない」「見えない」「感じられない」のは自身だけだろうか。
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