小さな積み重ねと休養

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平成18年に最悪の状態まで落ち込んだ精神と肉体を静かに、ゆっくりと積み上げてきた成果を青森マラソン(7・4)という舞台で表現して2年目。結果は順調にしかも確実に上昇気流に乗るが如く上向いていた。応援してくれた家族は勿論、支えられた多くの人々に感謝です。

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今日の終わりは始まりの終わりであることと、記録の結果よりどんな状況下でも前向きに「小さな積み重ね」を続ければ可能性が生まれることを再確認出来たことで、支えと意欲が視界を良好にしてくれることが楽しみです。

心地よかった汗と疲れを雲谷温泉で洗い流した後は、高原の緑風で充実感を増幅させ畳の上に寝転び流れる夏の雲に楽しく熱き想いを載せて夢心地です。

その晩は息子夫婦と楽しく美味しい夕食を済ませ、青森駅発9時の高速夜行バスで一路、東京へ。(7・5)日本橋問屋街で期間が短い北国の夏物商品を歩いて歩いて仕入。もっぱら商品の運びが役目ですが、これもまた好し。

(7・6)は年間約250万人の登山者が訪れる高尾山の山頂で景色を拝みながら休養することにし、一人南武線・京王線を乗り継ぎ高尾山口駅に。そこからカジカ蛙が棲む清流の音を聞きながら登山口に向かう。

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ゴミ持ち帰り運動発祥の地のシンボル「そうじ小僧」の石像に挨拶をし、清滝に合掌して表参道(1号路)を上ります。

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坂道が続くが直線的ではなく蛇行を繰り返しながら快調に進めば、早くもケーブルカーの駅付近(晴れていれば新宿方面のビルが一望)を通過、進めば高さ37m・幹囲約6m・樹齢約450年で昔、参道を開削のさい盤根が邪魔になることから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折したとの伝説と、その根がたこの足に似ていることから「たこ杉」と呼ばれるようになった木を見ながら進む。

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進めば浄心門。

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108段階段を上がり、古来から伝説が数多く伝えられている天狗(左・小天狗:右・大天狗)

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御本堂で合掌し歩くこと1時間で高尾山山頂(599m)です。晴れていれば富士山が一望できていたのに残念ですがソフトクリームを食べながら、平成18年とは別人のような体となった時の経過を想いながら休憩です。

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天候が回復傾向に向かったので下山。軽やかに進めば参道の木陰に咲くヤマユリに魅せられてしばし足を止める。

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故郷とは違う空気、風、臭い、景色に人間の心模様を感じながら、こんな「休養」のあり方もいいのでは。紅葉の時期に再び別ルートを歩いて見たいものだ。

(7・7)は定期検診のため混み合う時間帯を避けて早朝に病院通い。検査数値に異常が無いことを妻と娘に報告しながら飲むアイスコーヒーの味は格別で、娘が、娘を見送る姿に目頭を熱くし新幹線では眠り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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