長引くスーパー残暑の出口が見えない状況が続いているなか、先般(9月6日・7日)は台風が温帯低気圧となり青森県を通過した。大畑管内でも通常の低気圧では考えられない雷・稲光に豪雨(173mm)に見舞われ、国道の決壊と冠水があった。
異常気象の影響で残暑が今後も続けば当然のように海面水温も高く、発生した台風の勢力が衰えることなく日本列島に接近する可能性が高く、厳重な注意と危機管理への対応が必要。
二枚橋地域も一部国道の土砂くずれと「山」が荒れている状況が一目で確認できる光景が。下狄川に山肌を削って流れる茶褐色の水。アメマスにイワナ・カジカは隠れる場所を見つけただろうか気懸かりです。
同様に二枚橋地区公民館付近を流れる中川目沢からの川水。
この茶褐色の川水は津軽海峡に流れ、風と潮の流れで境界線をつくるが(雨の降る量により境界線が拡大する)、この境界線上には秋サケの定置網・底建網・コンブ漁など沿岸漁業で生計を立て、命を繋ぐ海域であること肝に銘じ忘れてはならない。
大量の川水が流れることにより負の副産物までが。船上げ場の海岸には根こそぎ倒れた15m程の大木が。定置網への被害と航行中の船の進路に悪影響を及ぼさないか心配。(大畑川から)
国道、県道、市道、里山等に不法投棄された廃棄物が川に流れて海岸に漂着するが回収されずに海をさ迷う。投棄するのも美しい景観を守り伝えるのも人間。
茶褐色の水・流木・漂着物など繰り返される状況を目の当りにし、地域で暮らす人々の生活と命を守る策と行動を注視しながらの時が流れる。
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