北国に小さな秋

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残暑が例年と比べて厳しいとは言え、一雨ごとに北国に小さな秋の気配が感じられるようになったこの頃、暁風(げうふう)が心地よく吹く海岸を散歩。

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海原の八方に注ぐ光線も柔らかさが感じられるようになり、日焼けもこれまでか。

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道端には銀の穂を揺らすススキに、色鮮やかなコスモスに足を止め漂う命の重みを実感。

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短い生涯を秋日和のなかで懸命に生きる赤トンボ。見ることのできる幸せ。

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秋を連想する一つに、秋晴れの空は高く澄み渡り「天高く馬肥ゆる秋」とも、また、黄金色に色付く稲を見て「食欲の秋」・月や星を見ながらの「読書の秋」・好適な気温での「スポーツの秋」・・・・・・・・・・にぎやかな季節であるが朝寒夜寒が段々とつのっていく時の流れは、一年の生活史の終結を迎えると同時に新たな年への心準備も必要な季節でもあるが、実り、収穫、紅葉の秋を堪能したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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