今夏の記録的な猛暑の影響で海水温度が高く、陸奥湾の養殖ホタテガイが7割へい死・津軽海峡のイカ不漁・水稲の品質低下・野菜の高騰など市民生活に悪影響を及ぼしています。
今年の里山は例年と比較して足を休めて紅葉を楽しむ状況でもなく、寒暖の差ががない影響でキノコ類に出合うのが2週間程度遅れたが、ここ数日背おい竹篭に満杯に採取(ナラタケ)し皆さんで秋の味覚を楽しんでいます。毒キノコに要注意です。
森林の効用は気象の緩和・水資源涵養・自然災害防止と軽減・騒音防止・大気浄化・鳥獣保護・風致保全・保健レクレーションの場・教育の場などがあるが、緑の本質は私達人間に精神的・肉体的に働きかけ心の安らぎ感、それに託す夢や希望を持つことで人間性を育成したり、生活の福祉と健康を増進し金銭で評価できない価値の高い働きを持っていると思う。
異常気象等による環境異変が続発しているが、豊かな緑に恵まれた森林を持ち四季折々の顔に接し楽しむことができる私達は幸せである。反面、緑で覆われたありふれた景色で空気のように身の回りにあって当たり前、有り難さに気付かないなど、森林に対する知識は決して豊かとは言いがたい。
空気のような存在の森林は、空気のように大切なことであることを忘れてはならない。背おい竹篭の重さも忘れ暮れ行く秋のホウノキ(朴・厚朴)の落葉道を。
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