食卓に自然

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食べることは「生きること」の最も基本的な営みの中で、デパート・スーパーなどの食品売り場にはあらゆる種類の食品が並び外食産業も花盛り、国民総グルメ時代などと広告宣伝や情報の洪水で私達の食卓はいかにも豊かになったかのように思われていますが、健康で生きるための「食べること」への配慮の心が本当に培われているのだろうか疑問に思う。

家族そろって食卓を囲む習慣すらうすれ、朝食抜きや偏食の子供達や、テレビを相手に自分の好きな加工食品で一人で夕食をとったり、高齢者が毎日あり合わせのもので寂しく食事といった孤食の時代、一方では忙しさで食材を選び調理する余裕もなく、ただ胃の中にモノを詰め込むだけの人や、晩酌のつまみだけの人、そして食生活の欧米化、ストレスからの過食などにより生活習慣病を誘発する者、ここで初めて食生活の中での栄養バランスの大切さを身をもって痛感する人が少なくないのでは。地産地消の食材で「食卓に自然」を取り戻すことが体だけでなく心の健康にも良好なのでは。そして腹八分を心掛ける。

肌寒さを感じながら晩秋の空を見上げながらの山歩き。

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猛暑の影響で2週間程度遅れて生えているキノコ類も深山まで入るまでもなく近場でナメコを収穫。大根おろしを加えての味噌汁など実に美味しい。

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里道端に倒れた雑木にはムキタケ、炒め物や味噌汁が最高です。

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山ぶどうの実りが終わってから松の香りがするマツフサブドウ、少しクセがあるけど自然の味。

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帰路、道端の斜面に昨年は色ずくこともなかったムラサキシキブの果実が鮮やかな自然色で目を楽しませてくれる。(ムラサキシキブ花言葉:愛され上手・上品・聡明)

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田舎で暮らしている私達は自然が食卓にあがり、目を楽しませ、時間の流れを止めてくれるなど等の恩恵で最高の贅沢をしていることに感謝しなければならない。

 

 

 

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