時折、休養と資料・情報収集のため出かける大間町で立ち寄った食堂で、大間文芸倶楽部(昭和50年4月)が発行した文芸誌(黒松)に出合った。
郷土史・詩・短歌・川柳・随筆など等の一つ一つから、大間で暮らす人々の思いやりと熱く逞しい生き様が活字を通してひしひしと伝わってきた。帰り際、主人のご好意により多数の総合文誌を借用することができ、時を忘れて活字に込められた深き心に釘付けになった。
よき仲間との和・協力・支援のなかで最北の「地域に根差した」文芸の灯りを黒松の美しさとともに消すことなく発信していただきたいものだ。
大間町で本物のまちおこしをしている「まちおこしゲリラ・あおぞら組」の活動に「旗振りウエルカム」・「マグロ一筋」・「ノナTシャツ」・「大漁だべさバック」・「町民スター化作戦」・「なぐすなぢゃ 守れ 大間ー函館航路」など地域に根差した活動が多方面に亘り成果を上げている。
活動の根本的精神が「理屈をこねる前にまず動く」 この走り続ける活動が相乗効果を生み人との繋がりや貴重な経験・人材育成など波及効果は地域外にも好影響を与えている。今後も新たな展開が有りそうで止まりそうもない。
この根本的精神に裏打ちされた良き刺激を、地域の実情にあった活動の参考としながらの取り組みが急務な我が故郷。
残り少ない晩秋の彩りも見納めの時期に。
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