政治の混迷・情報の氾濫・少子高齢化そして競争社会に加え、長引く不況の影響を受けて企業は新規採用を絞込んだことで、個人の業務量が急激に増えたことによる過度な責任の重圧や実質労働時間の超過、こんな過酷な日々の結果、日本は世界有数のストレス社会だと言われても仕方がない。
先般、ある情報誌の中にストレスに関するデータが載っていたが、「職場や仕事上での人間関係」・「金銭面」・「家庭環境」がトップ3で、しかも固定されていて特に一日の生活の上でもっとも長い時間を過ごすことになる職場内での相手の想いや気持ち行動に神経をすり減らしているようだ。
このような状況が長引けば惰性から孤立への悪循環で、出口の見えないストレスの蓄積という暗闇の道を歩まねばならない。何か解決策がないものだろうか。
例えば、プロ野球の試合でバッテリーは打者を打ち取るために真向勝負のストレートを基本組み立てとしながらも、いかに緩いボールを巧みに駆使する技術と知恵を持たないとチームも自らの生計も成り立たないことを考えれば、ストレス社会でも自分を見失うことがなければ「緩急自在」な生き方も取り入れることを考える余地があるのでは。
新宿駅からロマンスカーに乗り箱根湯本で娘が用意してくれたホテルで休養です。
早朝、温泉街を散策後は朝風呂で背筋を伸ばしバイキング朝食の種類に満足してから、旧東海道を路線バスで元箱根港まで。上二子山の紅葉は少し早く、また芦ノ湖の湖面を走る強風もひどく次回に持ち越しです。次回は自分の足で急坂を上り石畳や杉林を見ながら美しさを堪能したいものだ。
帰りのバスの時間を待つあいだ強風で白波が立つ湖面と津軽海峡のうねりを見比べながらの休憩
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