自然環境や生態系に配慮しながら自然資源や文化歴史資源を五感で感じながらの体験を通して、人と自然のつながりを取り戻すことが求められる時代になってきた。
スーパーの食品売場に並ぶ山菜・野菜・魚貝類などが自然の恵みであるという実感と、これらに携わる生産者の直向な想いが薄れ日々の暮らしから見えなくなりつつある状況の中で、次世代の子ども達に何が起こるか分からない不思議な自然、遊ばせてくれる楽しい自然、四季を通しての恵みと彩りの自然への感謝をどのように伝えていくのか大人の役割なのではと思う。
だからと言って大人が自然についての面白さなど手をとってを教えようと思って与えた時間ほど、子どもにとっては退屈で面白くないものだ。(自身の経験からも) 自然・環境に対する知識が無くても山・川・海があったら一緒に歩いて見ればいいし、子どもは子どもなりの感性で自然に疑問をもち楽しく考える力を持ち合わせているのでは。
疑問に答えられなくてもいいのでは。 「気軽に自然に飛びだせ」ば吹雪ている雪山・白一色の海岸・凍りついた川も歩いて見る者にとっては心が温まる貴重な体験として生かされるのでは。
風と雪の防波堤になっている松に寄りかかるように色鮮やかなウメモドキが垂れ下がっている。
雪化粧のアーケードを吹き抜ける風を受けながら、雪のサクサク音を聞きながらの歩きは寒さを忘れ、出合と発見を秘めた幸せな時間である。
雪道から傾斜地に茂る雑木林の陰で見慣れているはずの赤と白の色合いに足が止まり、綿雪に腰を下ろしたままセンリョウの美しさと逞しさを堪能。
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