ふるさと

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津軽海峡・太平洋・日本海の三方に囲まれた縄文のふるさとは、自然や歴史・文化遺産・食材資源の豊富さと癒しの地であることを考えれば、静かなる賑わいと心地よい精神的充足感などでもっと輝き活気に満ち溢れてもいいのだが、現実は経済環境の悪化・少子高齢化・人口流失・環境異変などの影響で地域が衰退の一途を辿りつつある中で歯止めが係るのだろうか。

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ふるさとを離れて都会で暮らす人も、生家で暮らす人も、この「ふるさと」という言葉に美しさ・やさしさ・哀愁・なつかしさなどを感じ、想い出したり気付いたりするのは柔らかい響きから来るのだろうか。生まれは・出身地は・郷里は・地元はと聞かれても心に響くことなく隙間風が吹き抜けるように無造作に答えてしまうのは自身だけだろうか。

兎追ひしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたきふるさと・・・・・・・・・・・・・・・・・

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教育環境・雇用環境の影響で人材がふるさとに滞ることなく都会に流失していく状況下で、子が都会で生活基盤を確立し両親が人生の年輪を増やした頃、ふるさとから子の居住地への移転も視野に入れなければならない時期が来るかも。決断しての一ヶ月・三ヶ月は生活環境の便利さや目新しさを楽しみながら暮らせるだろうが、時の流れとともに季節感・風の香り・厳しい冬物語など身心に染み付いたふるさとの響きを乗り越えることが出来るだろうか。

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ふるさとが危機的状況の時ほど時代が人をつくり、人が過去の価値観や風習に囚われない自由な発想を基盤に、独創的で大胆な行動をもって人が時代をつくることを今後期待したいものだ。

2010(平成22)年12月31日は低気圧の影響で強風で高波に加え、時折すざましい風に雪が乗り東から西に吹き抜けているが今年一年も様々な出来事があった。家族がそれぞれの道で多くの方々の御協力を得ながら、しかも自分らしく前を見据えての歩きができた一年でした。

出合を大切にしながら感謝する気持ちを忘れることなく2011(平成23)年も走りたいものだ。

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