気の遠くなる地球の歴史のなかで多様な進化を遂げ、その姿の美しさ・逞しさ・鳴き声で語りかけ私達の心をゆさぶり魅了と感動を与え続けてきた野性動物を、人間環境の中に利用のための素材として狩猟や開発・汚染・地球温暖化などによって、ねぐらを追われ絶滅の危機に立っている野性動物が数多くいるのは、地球上で常に支配者のごとく生存と欲望のために振舞ってきた人間そのものである
野生動物との共生・共存・管理・保護は人間の側に立ち耳ざわりのいい言葉として多様されているが、地球の主役である動物を中心に据えた自然の側から見た議論が少ないのが気になる。
今まで聞こえた足音が不意に聞こえなくなり、足跡・食の形跡も見えず、羽ばたく音が空から消え、およぎまわる水の音が水中から聞こえなくなったら・・・・・・・・・・・。
毎年11月末に根室海峡付近から南下し函館・むつ・青森・仙台湾などの越冬地に入る「コクガン」の飛来が、今年は一ヶ月以上遅れてようやく1月13日に二枚橋海岸で再会できた。(前回は09,12,1から10,5,26まで)
昨年の猛暑による海水温度の上昇、潮流、風などに加えこの寒波。忍び寄る環境変化が世界的に頻繁に多発している現状で、十分な食で体力を蓄え桜前線がこの地を通り過ぎる頃に無事ねぐらに辿り着くことができるだろうか。自然界の環境変化は鳥類もバロメーターの一つ。
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