江戸時代の紀行家 菅江真澄(1754~1820)が下北に残した足跡を新たな観光資源として生かすために、下北観光協会が平成18~19年に菅江が記した下北の民族や自然の今と昔を探索できる歴史街道再発見事業で、ガイドブック・DVDによる情報発信に加え各地に説明板を設置して誘客を目指したが、その成果及び効果は・・・・・・・・。
菅江は1792(寛政4)に大間町奥戸から恐山までの足跡を記した「牧の冬枯」の中で、「七曲とかいうつづらおりの路」「釣屋浜」「由坂」を通っているが、街道の一部が現場で確認できず曖昧な区間があることを青森県が調査した「歴史の道」北通道で報告されている。
この曖昧な区間を「知りたい」「調査してみたい」との想いが強く、国土地理院から地図情報の入手・地域の諸先輩からの聞取りをしながら、時間を見つけてはスリムになった雪山を歩いていますが、未だ糸口は見えないが諦めず根気よく情報収集をしながら現場に足を運ぶ一年になりそうです。
少しでも目的に近づくための自由な発想と、自然という器の中で遊んでいる感覚を忘れることなく「ゆとり」をもって楽しむことが意外な発見につながるかも。
耳を澄ませば雪山に響く音、白樺に寄りかかりながら聞き入る。水とチョコレートが美味い。
次の動きは三角点と水準点の位置情報を入手したうえで現場踏査です。
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