千年に一度とも言われるこの巨大地震と大津波(3月11日 午後2:46 M9,0東北地方太平洋沖地震)が想像を絶する牙をむいて東日本の沿岸沿いを襲い、尊い生命と築きあげてきた財産を一瞬のうちに奪い去った。
この国難に国民が共通意識をもち総力をあげて耐え・協調・そして知恵と未来への想像力をもって、復旧・復興に全力を傾けてほしいものだ。そして一日も早く希望という灯りが見え前に進んでほしい反面、何も言えず何も出来ない自分がいる・・・・。自分なりに思いやりと心づかいだけは忘れることなく懸命に生きることが被災地の皆さんへのメッセージになること信じてひたすら歩む。
地震が発生した時間は津軽海峡を吹き抜ける風を感じながら二枚橋海岸で汗を流していて揺れさえ気付かなかったが、家族の大声で呼ぶ姿に驚き一目散に帰った30分後に津波の襲来です。
渦が砂を巻き上げての寄せ波と静かなる引き波の速さにカモメもコクガンも恐れて飛び去り、干潮でも隠れて見えない石(2m強)が顔を出した光景は、ただただ自然の驚異に絶句。1960年(昭和35年)5月22日のチリ沖地震での津波が鮮明に蘇りましたが、初めて津波の猛威を見せ付けられた家族はしばし呆然。
自然災害が発生する度に二枚橋地域の安全・安心対策への危機感の欠如に胸を痛める。当地域は海岸沿いに住居が建ち並び前面が津軽海峡・3箇所の河川・背後の急傾斜地に坂道と、通常は風景遺産・資源・癒しの場となる反面、今回のような災害では一変して負の財産となりうる。
この負の財産が牙をむいた歴史的経緯があるのに、喉元すぎれば・・・・・・・。ハード及びソフト面での具体的対策が皆無に等しく、その時々の対応も後手後手で本当に大切な命と財産が守られるのだろうか。教訓を生かした取組が急務なのだが。
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