6月21日に梅雨入りしたが初夏の青空に誘われて干潮の海岸を素足で歩けば、冷たさも途中で消え残るは砂をつかむサクサク音と潮の臭いが柔らかく全身を包んでくれる心地よさ。身近にある当たり前の風景の中で暮らせる日々こそ最高の贅沢である。
遠く北海道の恵山岬が目の前に有りながらも、ここ数年は津軽海峡を渡る機会もなく過ごしてきたが、盛夏になったら函館駅で美味い牛乳を飲み、朝市で海鮮料理そして湯の川温泉でゆっくりとした時を感じていたいものだ。家族全員ならなお嬉しいのだが。
雲の流れる様子を居間や砂浜に寝転んで見上げるのも楽しみの一つだが、建造物や樹木などの隙間から刻々と変化する様も好し。ハマナスとハーモニー橋を介して見上げた初夏の空に高さを感じながら、前向きに努力する人生の高さを重ねて流れる雲を追いかけていた。
所用の帰り十和田市にある手作り村で見頃のルピナスが人々に笑顔と話に華を咲かせていた。
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