東日本大震災の影響で電力不足が懸念される夏を涼しく過ごすための暮らし方は、それぞれの地域の季節と共に生きてきた先人達の知恵や工夫が数多くあろうかと思う、是非学んで見たいものだ。
現在の当地域は梅雨明けはしたものの、8月に入っても厳しい暑さはなく、逆に梅雨入りしたかのような濃霧と曇天の日々が続いている。
暑さ対策の前提は夏は暑いものだと自らに言い聞かせて、地域の特性を活かしながら五感をうまく利用することで対応できるのでは思うが、都心周辺ではこれが通用するかは疑問ではあるが。
五感(視覚・触覚・味覚・聴覚・臭覚)の全てに関連する津軽海峡が目の前に広がり、自宅の窓を全開にすれば吹き抜ける風が涼を呼び、これに青空が加わり雲が流れ走れば大の字で寝転んだ後のアイスコーヒーの美味さは格別であるし、光をさえぎるスダレに種類によって異なる風鈴の音色や下駄の音など・・・・・・・・・この季節には欠かせないものがあるが、暑さを納得しての歩きと走りで流す汗ほど心地よいものはない。今日も緑・水・音・光・風などを感じながら足の向くままに。
淡紅色で横を向き、らせん状にねじれて連なる「ネジバナ」
薄紅色の花を揺らす姿には優雅な趣がある「ヒルガオ」
トラの尻尾に例えたもので、何故か日当たりのいい場所で同じ方向を向いて咲く「オカトラノオ」
鐘形の花を風に揺らす姿が何とも愛らしい「ホタルブクロ」
湿り気のある場所に見られ特有の臭気を放つせいもあって、陰気なイメージがつきまとうが民間薬としては重宝な野草で、今年も採取して陰干ししているところです。
自然に接しながら見て感じ、そして考え想う時間を持てることの楽しさも暑さ解消の一つです。
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