セントラルホテル(青森市)をチェックアウトし青森市街と八甲田を結ぶ国道103号(十和田ゴールドライン)を走り、途中にある標高540メートルの萱野高原の茶屋で「一杯で3年、2杯で6年長生きし、3杯で死ぬまで生きる」という三杯茶(無料)を味わい飲み腹ごしらえです。
酸ヶ湯温泉手前を右折し津軽と南部を結ぶ国道394号線を走れば、最大の難所だった城ケ倉渓流にかかる上路式アーチ橋としては日本一の長さ(360m・高さ122m)を誇り、平成7年10月27日に開通した城ケ倉大橋ですが濃霧で八甲田山系の絶景を楽しむことはできなかった。
走れば道の駅を小さくしたような販売所で地域の特産であろう「アケビ」のツルを利用した商品に、手づくりバック・山菜等が並んでいる中から研究材料として手頃で工夫されているバックを購入。そこから少し走り左折すれば今日の目的地の「お山のおもしえ学校」 どんな学校なのでしょうか。
黒石市の市街地から東へ1,5kmで南八甲田の裾野に位置する小さな集落(大川原)は約600年の歴史を持ち、お盆の奇祭・大川原火流しに象徴されるように独特の文化が継承され、地域の中心的存在が旧大川原小学校でした。
「おもしえ学校」は平成18年度閉校となった旧大川原小学校を民間企業が平成20年春に市から譲り受け、出来る限り現状の校舎・学校としてのイメージを残したまま地域の特色を活かしながら持続可能な循環型の社会活動を意識した事業を展開することを目的に設立された学校でした。
職員室が「喫茶・職員室」で校長先生と女性の指導教員がおり、津軽弁でもひしひしと伝わる熱き想いと懐かしさに時間を忘れて校内散策です。
事業の中には「そば打ち」体験学習も可能
各教室は昭和の匂いがする生活用品が並ぶ。
体育館には古民具や農機具などが所狭しと並んでいる。
教室の一室には「孫内あつし」のアトリエがあり、クレヨンで家族愛などをテーマに描く技法から伝わる優しさに驚きでしばし釘付けでした。
4コースあるプールは温泉熱による山草園に様変わりしている。
各種事業の中には男の料理教室や里山ウォーキング体験などが・・・・・・・・・・・・組み込まれている。廃校を逆手にとりそして起爆剤としての新たな学校経営は地域の特色を活かすことで更に鮮明にし定着しつつあるようだ。当、市内には取り壊しも活用もできず眠り続ける校舎が・・・・・・寂しいものだ。見て聞いて話して知った2日間は本当に来てよかった。
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