昨年、12月1日に飛来したコクガンが今年は12月11日と少し遅れて、その愛くるしい姿を見せた。
津軽海峡の厳しい息遣いの中でも、栄養と水分補給そして身だしなみを整えるため、地域の河口周辺で時を過ごすことで見る人に冬本番の到来を告げてくれる。
風も無く静けさの真夜中に、しんしんと降る時の積雪量は多くて片付け作業の負担は増すものの、外気の寒さをこらえながら海峡の冬景色を取り込んでいるが、何故か心は温かいものだ。
これが故郷の心に刻まれた原風景です。
水が下り、雫が垂れれば自然界が織り成す特有の形となり、見る側の心模様に応じて美しさをも放ってくれる。
故郷を連想するのに自然の美しさは欠かせないものだが、その裏側にある驚異は計り知れないものがある。現実に雪の重みの影響で弘前市の公園にある国内最大のシダレザクラなどが倒れ、再生見込みなく処分する方針とのこと。貴重な財産を失う市民の心境は・・・・・・。
それでも厳しさに耐え、我慢強く明日に向かう東北人たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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