人が人であるために

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共同通信の編集関係部長と支社局長、全国の加盟新聞社の編集、論説の責任者、民放契約社の報道責任者が投票した2011国内10大ニュースで3月11日午後2時46分、宮城県沖約130キロを震源とした地震発生がトップに。震度7、マグニチュード9,0と日本の観測史上最大規模で、死者、行方不明者は大津波で襲われ約2万人を数えた。更に東京電力福島第1原発では全電源が失われてメルトダウン(炉心溶融)が起き、水素爆発で大量の放射能セシュウムが大気中に放出され、東日本の各地で検出されたことでの風評被害が日本国内に拡散された。

未だ避難生活、産業、雇用、廃棄物、地域復興等・・・・・・・の課題が、そして何より人間として命ある限り生き続けるための心が、ボランティア活動等で上向いてはいるものの前向きになっていない事の大きさを感じている。今、私達に出来ることは、この教訓を風化させずに防災教育や防災対策と併せて個々の想いが絆という繋がりで生きる地域社会を作りあげなければ。

しかし、この状況下で原子力対応に関して日本のトップは収束宣言。青森県トップは安全性の是非については事業者任せ、期日ありきの対応と県民への情報開示不足、また、目先を変えれば消費税増税、食糧自給率とTPP(環太平洋連携協定)、社会保障(年金)、財政再建・・・・・・日本沈没か。

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こんな2011年のなかで、7月ドイツで行われたサッカーの女子ワールドカップで「なでしこジャパン」が流した汗と、信じて羽ばたこうとする想いと、取り巻く絆に後押しさせながら、諦めることなくひたすら戦ったあの魂には感動した。また、混迷する国政に対して、大阪維新の構造そのものから変えようとする行動力とスピード感に自前の言葉で見える情報発信、加えて若さという最大の武器を駆使しての行政運営に期待したいものだ。

これら再生・復興・変革への道、勝利の頂点への道・・・・・・・いずれのキーワードも人であり絆であることを考えさせられた一年であった。

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雪が舞う津軽海峡を眺めながら一年を振り返っているが、日はまた昇りそして沈み、掃除は心の掃除、家族が一同、夕食、年越しそば、除夜の鐘から初日の出。

人が人であるためには、人が人から、人が万物から支えられ生かされていることを想い、感謝とその気持ちを忘れることなく輝かしい2012年をスタートしたいものだ。

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