山積みされた雪山の汚れが異様な空気を漂わせている中で、国道279号線沿いに植栽されたソメイヨシノが数年ぶりにその美しさで人々を和ませてくれた。
さくら前線、花見、桜吹雪、さくらジュウタンへの移り変わりとは別に、和み・楽しみ・想いに浸る時と場所が津軽海峡から里山へと自然に向かう。毎年のことながら四季の彩りの中で新緑へのスタートラインに我先にと立並ぼうとする山林の光景が好きだ。
今年は雪の多さに悲鳴をあげたもの、既に芽吹いているもの、年中変わらぬ素顔をしているもの達・・・いずれも可能性を秘めて新緑から深緑そして紅葉への時の流れの中での生き様、何故か、その魅力に心が落ち着き流す汗が充実に変わり、風も背中を後押ししてくれる。
何十年かけて、ようやく自分の居場所を見つけたような気がする。
津軽海峡の彼方から輝きを放つ朝日、最高の贅沢をかみ締めている。
花は色、そして香り 人は心、そして優しさ
コメントする