保存・活用・取壊し

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大間ー函館を1時間40分で結ぶ津軽海峡フェリーは、経済や観光に医療の面で重要な役割を担い、往来する人々の人生の喜怒哀楽を乗せ続けてきた経緯もあり、この2013年には新造船が就航することで限られた地域間だけでなく海峡航路を介して幅広い心の交流が長く続いてほしいものだ。久方ぶりに津軽海峡のど真ん中で受ける海峡風は沿岸風とは違う香りを乗せて吹き抜けていた。

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第2次世界大戦中に津軽海峡防衛のための資材や兵員の輸送を目的に建設に着手した下北半島の大間線と、北海道函館市中心部から旧戸井地区を結ぶ全長30キロメートル区間の戸井線、この戸井線の情報収集を目的に函館市役所・北海道新聞函館支社・図書館巡りを。

国策で進められた工事は着手年度から中断時期までほぼ同じで、中止後はしばらく放置されたが昭和40年代にそれぞれ行政側に無償譲渡されている。

2008年に公益社団法人の土木学会がアーチ橋など戸井線の遺構を「選奨土木遺産」に指定しようとしたが、管理する市は「安全性と耐久性に不安がある」と断った経緯があったようですが、同様に当二枚橋地域にある7連アーチ橋についても土木学会の調査があったものの、地域住民には情報提供はなく、また、今年度、市の当初予算に計上された調査費・・・実施時期は・結果は・公表は・・・6月には橋桁に足場が組まれたのは・・・・・一方通行の行政対応に不満が。

今度の函館行きは、建設動機・多数の朝鮮人が建設に携わったことなどが類似していることから、幻の双子鉄道と言われているようで、特に汐首岬周辺に残るアーチ橋を見上げて「保存・活用・取壊し」について自分なりに考えてみたいものだ。

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