津軽海峡を流れる潮流の彩りに変化の兆しが見え始めたこの頃、雲が風との遊びに疲れたかのように横たわる様、夜明け前の東空に高く煌々と輝く北斗七星、樹木の吸水力が衰え色付き始めた里山、半年ぶりの灯油購入・・・・・・・・確実に季節は移り変わっている。
従来型の縦割り行政、削減型行政、予算完結執行型行政の運営を根本から見直し、コスト、スピードにサービス精神などを加えた経営感覚を持ってマネジメントすることを強く望まれている昨今、それを支える意識改革と人材育成が進展していない。
同様に、山積する課題の先送り、補助金頼みの行政依存体質など、頼るだけではこれからの集落経営は成り立たない現実が待っている。恵まれた自然環境と経験等を活かし、自立した物の見かた考えかたの中で、試行しながらも進めなければ数少ない次世代に引き継ぐどころか、見放されてしまう現実が近い将来くるであろう。
9月24日の出前トーク「地域の元気を応援します」に続き、来る11月18日あおもりコミュニティビジネスサポートセンターを調整役として、地域の諸課題や歴史・文化・観光・風景などについての「意見交換会」を開催する。こうしてほしい、何かをしたい、これから出来ること等など・・・・・・・普段、言いたくても言えなかった事をこの機会を利用して話してほしいものだ。この小さな実践の積み重ねから何かが生まれ、そして何かが変わっていくだろう。
コメントする