冬の使者

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気象庁によると、9月は勢力の強い太平洋高気圧が北日本と東日本に張り出し残暑が厳しく、特に北日本の9月の平均気温も平年より3,7度も高く、同庁は「異常気象」と位置づけており、秋全体の気温を押し上げたとのこと。

心地よい秋風が舞ったものの、自然相手の関係者にとってはこの異常気象の影響で苦痛の日々が続いたのでは。こんな状況の中で、昨年より2週間も早く「コクガン」が津軽海峡前浜に飛来してきた。

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この3年間における飛来日は①平成21年1月1日「飛来延数354」 ②平成22年12月1日「飛来延数819」 ③平成23年12月11日「飛来延数361」 ④平成24年11月25日「飛来数延?」

人類の介入にも関わらず以前と変わらぬ姿を保持するのが一般的自然であるのだが、昨今は地球温暖化等により世界規模で状況が変化しつつある中で、立ち寄ったコクガンがどんな愛くるしさを振りまいてくれるのか、寒さに耐えながらも見続けて行きたいものだ。

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北海道の恵山岬と、下北の尻屋崎に囲まれた初冬の津軽海峡が冬景色の白とは正反対の濃灰色に変化していく様は、北国の厳しさ故の美しさでもあり物語の続きでもある。

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