明治維新の神仏分離令で権現社・権現宮の多くが廃止されたとともに「権現」の神号や修経道が一時禁止されたため、権現の神々は当時の国家神道の政策に基づいて本来の神社に戻された。当地域では以後の明治35年頃に「敬神会」を設立し永きに亘り地域の「悪魔祓い」を続けると共に、伝統芸能の保持及び地域住民相互の親睦と活性化に寄与することを目的に、諸先輩方々の指導を仰ぎ尚且つ人生教訓にも耳を傾けながら練習を積み重ね、脈々と次世代の若者に受け継がれてきた。(継承等の詳細については資料収集後に紹介する)
例年に無く雪が多く寒い日が続いているが地域の神様である権現様「獅子舞のことを言う」が、太鼓や笛・歌に合わせて一軒毎に「悪魔祓い」をしてまわります。
黒い獅子頭が舞うたびに発するカタカタ音と仕草の迫力、そして歌や鳴り物との調和は正月には欠かせない伝統文化のすばらしさに心を奪われています。
寒さの中、本当にご苦労様です。
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