2012年12月アーカイブ

津軽海峡の食1

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「健康」と問いかけられた時、即座に具体的な言葉にしにくく単に病気でない、虚弱でないというのみならず身体的・精神的そして社会的にも良好な状態を指すと定義されているが、この不透明な社会環境や多様な価値観・生活スタイルなどによって内容は多少異なるかと思う。

一般的に「食事」・「睡眠」・「休養」、これに現代社会特有のストレスなどの負の作用とのバランスが崩れないように、日々の生活習慣全体に気配りをすることを心掛けることが肝心なのでは。

健康志向の中で、食にまつわる諺が多くの人々の経験や知識の中から地域特有の諺が生まれていることもあり、諺を通じて「健康」・「食」・「生活」を今一度見つめ直してみては。例えば●甘いものにアリがつく(アリが甘いものに群をなして寄り集まって来るかのように、人は権利やうまい話を聞くと集まって来る。) ●米一粒は汗一粒(米を作る農民の苦労をしのぶ言葉) ●冷や酒と親の意見は後で効く(耕さずして、むさぼり食うこと)

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独特の容姿で、しかも貪欲な印象があるアンコウは一般の消費者には食受けしないようだが「東のアンコウ」・「西のフグ」と言われ味は絶品なのだが。寒中につるし切りで解体されたキモ・皮・ぬの(卵巣)・ヤナギ(身の肉・ほお肉)・トモ(尾ひれ)・エラ・胃の七部位を使用しての味は話題性があり、冬季観光としての起爆剤としての期待も大きい。

通常は深海にすむが産卵に向けて徐々に浅せに入るアンコウ(キアンコウ)を、隣村の風間浦村では地域振興策に取り入れ、この度、水産関係者・商工会・行政が「ゆかい村あんこうブランド化戦略会議」の会合で地域団体商標登録の申請を目指す方針を確認したようだ。

少人数ながらもスルメイカでのイカ様レース・製塩・漁火・釣り体験・フノリツアーなど津軽海峡の食資源を最大限活用しての地域振興策を捻り出す柔軟な発想による「眼力」は、キアンコウの持つ眼精疲労予防効果がいちやくを担っているのでは。

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イカの大畑町は近隣以上の水揚量と歴史があるのだが、何かにつけて前に進まないのは何故なのだろうか。先の意見交換会で「漁火を見ながらドンコ汁を食べたい」との素朴な意見があった。

学名、エゾイソアイナメ(ドンコ)は11月頃から3月頃にかけて水揚げされる。身は白身で水分が多くとても柔らかい身質でクセがなくキモが絶品である。ウロコを取ったら内臓も含めてブツ切りにして、味噌仕立てで人参・大根・ネギなどを入れて食す。ドンコ汁は冬の味覚としては最高。

平成25年2月24日にふるさとが大好き会が主催する「雪山ウォーク」で、冷えた体を温める津軽海峡の食として参加者に提供したいものだ。

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サケ漁が芳しくないと言われているなか、水産関係者が津軽海峡の食を利用して「お魚夕市」を企画運営するとのことなので盛況で有りますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成24年3月24日に開店以来、何かにつけて足を運んでくれた皆様方には衷心より感謝とお礼を申し上げます。本格的な寒さが到来すると言う冬至(12月21日)から23日までの3日間「ありがとうセール」を実施致しますが、自宅ショップ風からの情報発信は各商品以上に津軽海峡の彩りと、和みの風となる真心だけです。

この思いを胸に刻み、次年度以降も目も心も肥やしながら立ち寄って下さる皆様方と共に歩みたいと願っておりますので、今後ともご愛顧のほど宜しくお願いします。

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冬至の今日、かぼちゃを食べて厳しい寒さを乗り越えなければ。

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2012、11、18に◆二枚橋の良いところ◆二枚橋の悪いところ◆二枚橋がこうなったらいいなを主題にした意見交換会を集約すれば、「食」・「人」・「文化・歴史」・「自然」・「施設」に関する意見が主であった。

その中で、少子高齢化や経済環境の悪影響による人口流失・就業関連や人材不足に加え、先行きの不透明さによる精神的苦悩が浮彫りになったが、これらを乗り越えて活気や笑いを取り戻す主役は地域を取り囲む自然の恩恵であることを再確認することができたことは嬉しいのだが、現実に「息子に嫁が来て家事を卒業」したいという切実な願いを聞かされたときは・・・・・・・・・・・・。

しまい込んでいた多様な意見や思いを発したことで、少しは胸のつかえと凝った肩に和みの風が吹きぬけてくれたのでは。

12月23日に子ども会が主催するクリスマス会が終了した時間帯に、児童生徒からの目線での二枚橋について意見交換を予定しており、今後、これらを含めての方向性を導きたいものだ。

 

冬の使者

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気象庁によると、9月は勢力の強い太平洋高気圧が北日本と東日本に張り出し残暑が厳しく、特に北日本の9月の平均気温も平年より3,7度も高く、同庁は「異常気象」と位置づけており、秋全体の気温を押し上げたとのこと。

心地よい秋風が舞ったものの、自然相手の関係者にとってはこの異常気象の影響で苦痛の日々が続いたのでは。こんな状況の中で、昨年より2週間も早く「コクガン」が津軽海峡前浜に飛来してきた。

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この3年間における飛来日は①平成21年1月1日「飛来延数354」 ②平成22年12月1日「飛来延数819」 ③平成23年12月11日「飛来延数361」 ④平成24年11月25日「飛来数延?」

人類の介入にも関わらず以前と変わらぬ姿を保持するのが一般的自然であるのだが、昨今は地球温暖化等により世界規模で状況が変化しつつある中で、立ち寄ったコクガンがどんな愛くるしさを振りまいてくれるのか、寒さに耐えながらも見続けて行きたいものだ。

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北海道の恵山岬と、下北の尻屋崎に囲まれた初冬の津軽海峡が冬景色の白とは正反対の濃灰色に変化していく様は、北国の厳しさ故の美しさでもあり物語の続きでもある。

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