昭和30~40年代の磯場を知る者達にとっては、変わる水辺環境に一抹の不安と寂しさを感じている中で、豊かさを追求した負の遺産は大量の土砂と農薬、そして生活雑排水などが最後の受け皿となる海に流入することで海中の透明度が落ち、加えて砂の移動流入で藻場が消え磯焼けの現実を突きつけられている。
水辺に寄り付かない、いや寄り付けなくなった水辺の魚・鳥・貝類・甲殻類などが、棲みづらくなった環境にどんなメッセージを伝えようとしているのだろうか。
水辺の変化を感じながら、浜に下がっての砂遊び・水切り・海中散歩などなど・・・・・・・そして何よりも海で泳げない、どんな生き物が住みついているのか見ることも手で触ることもないから、自然に自然から学ぶ機会さえ失いつつある面々、カニの足に挟まれて痛さを感じるのも初体験かも、こんな状況のなかで津軽海峡の磯場で新たな出合と発見をしてほしいものだ。
下北地域県民局地域農林水産部の担当者から地球温暖化による海への影響について話を聞いてから、早速の宝さがし体験です。
ハゼの仲間で吸盤あり(他、ギンポ)
甲羅の色が環境によって異なるイソカニ
子持ちのザコエビ(他にスジエビ)~月夜に干潮の浜辺でタモを使い砂の中を探した記憶が
他に、ナマコ・貝類(イシダタミ・クボガイ他)。見て触れて遊びながらの体験が水に親しむ機会になってくれれば。命あるうちに有難うの言葉をかけて棲みかにお返しです。
さて、次はどんな出合が待ち受けているのかな。
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