1952(昭和27)7月25日に二枚橋小学校焼失後の11月22日に、二枚橋・釣屋浜両部落共有地に「学校教育の目的に直接に達する以外に充当、或いは流用するものでない」ことを誓約決議(二枚橋釣屋浜部落総代・他共有地権利者代表6名)し、同日に青森県知事 對馬文治宛に苗木(種子)「スギ3,300本」の払下げ申請をしている。
翌年の4月22日は部落人足で植林作業を実施、以降は補植と維持管理がなされ現在の校舎が建築された記念事業として、平成7年に除間伐請負契約による作業が実施された経緯があり、以降は学校林に対する意識が薄れ存在そのものに暗雲が漂っている。
学校を失ったさえの地域の思い・教育と人材育成への地域の熱い思い・地域が一丸となって取組む思いがこの学校林には込められていたのではと思うのだが、1000余名の卒業生を輩出し全国各地で活躍している諸先輩方に厳しい現実社会の中でも、二枚橋は頑張っているのだというメッセージを発信したいのだが。
当会は地域が直面している課題に取組むことを念頭に活動を継続中で、その一環として学校林の現状における調査(樹種・本数・径・樹高・材積)をし、今後の取組みについて情報提供するものである。
立木調査は下北森林管理署大畑事務所首席森林官の指導を仰ぎながら、人材育成を兼ねて5月3日に実施された。輪尺・測竿を使用しての計測であったが7205平方メートル内の調査を午前中で終えることができた。お疲れさん・有難う御座います。
調査結果はむつ市教育委員会に報告。維持管理等の今後に係る方向性は。
人材育成「参加者の声」:立木の調査はどのようにやるのかと思っていたら、とても大変な測り方で全て手作業でした。一本づつ測るのでとても大変でした。でも、全部測り終わってとても達成感がありました。ぼくは学校林の木は学校の大切な財産なのできちんと測れたので良かったと思います。次も頑張ります。
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