1950年代以降の高度経済成長期の家族変動の最も顕著なものは、同居家族数減少及び家族構成基盤に変容が生じたことではないでしょうか。
当地域の終戦後は前沖のイカ釣りの好漁が続き、各家庭は総動員で砂浜でイカを加工し「イカのカーティン」で生計を維持していたが、イカ漁に陰りがみえ近海から遠洋へと舵を切った頃から若者は生活の場を求め都市へと移動し、未だ続いているのが現状。
現実に我が家でも、教育環境が地元から都会となれば必然的に生活基盤は都会に。そんな家族もそれぞれの職・生活があり一同に集合することは難しいのが現状なので、時間に制約のない私たちが時折訪れて談笑している。
お盆も仕事で帰れなかった娘と今年の中間慰労を兼ねて、箱根仙石原にある「リ・カーヴ箱根」ホテルに一泊しバイキング夕食に舌鼓。
翌日、妻と娘は箱根湯本・町田でショッピングしながらの会話に花を咲かせた。一方で折角訪れた仙石原、報道等で見聞きする「すすき草原」に出かけてみたが見頃が10月から11月にかけてのようで、ただの草原を一人歩き。
神奈川の景勝50選(秋の仙石原高原)であるこの高原に風に揺れながら穂を垂れる「すすき群落」が観光資源となり多くの観光客を呼び込んでいるようで、宿泊・食関連の施設などがそれぞれの色を発しているようです。
当たり前に見ている景色とそこで暮らす人々が最高の地域資源であることに気付いて動けば、居場所の確保・少子高齢化対策等などの課題解決の糸口が可能になるのに。
さて、国が進める地方創生の行方は。
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