2011年10月アーカイブ

山や道などから海に流れる漂着ゴミは豊かさを追求した生活環境が大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造をつくりあげた結果で、今では近隣の地域の範囲を越えて世界的に拡大していることに加え、度重なる自然災害の影響が重負担となっている。

低気圧等による高波や潮流の変化で四季を通して漂着する負の遺産に、津軽海峡のみならず海産資源の食に対する負のイメージ・海岸の原風景・生態系への影響を考えれば人間活動への問いかけと見直しが急務であろうし、まして回収・処理に公費をつぎ込まなければならない現実に腹立たしいものがある。

放っておけば二枚橋釣屋浜地域の山・川・海と地域民の心までが暗く閉ざされる状況になることを考えれば、維持管理や環境保全に関する情報発信などの仕組みづくりをし微力ながら社会貢献するのが「ふるさとが大好き会」の根幹である。

この精神に基づいて、市の協力を得ながらの海岸清掃を実施(一般ゴミ回収600キログラム)

           P1020258_500.jpg

           P1020257_500.jpg

           P1020260_500.jpg

釣屋浜海岸は従前からハマナスが広範囲に自生し、海を浜を楽しむ人々の見る目だけではなく歩く心にも微笑みを感じさせていたが、今後は一人でも多くの方々が津軽海峡という命を繋ぐ財産の中で生まれたハマナスを愛してくれることを願っての保護活動をも実践する予定である。

           P1020251_500.jpg

           P1020247_500.jpg

国民から徴収した税予算という権力を持った者たちは、得てして費用対効果と実施前・後の理屈に言い訳そしてスピード不足等、これでは人心は動くどころかやる気も意欲を醸成する環境も生まれない。椅子の温もりが定位置ではないはずなのに。

  P1020259_500.jpg

小さな一歩を大切にしながら着実に力を身につける若き会員たちをサポートしながら、汗と学びを通しての活動が続くが「ふるさと」への熱き想いは自身だけでないことを焼き付けての日々です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美しき輝きへの招待

| コメント(0) | トラックバック(0)

地域独自の物語を練り上げるのに必要不可欠な資源が身近に残されている「ふるさと」

小さな寄せ波と紅色のカモメに漁火、光と雲が織りなす幻想的な空間に歩きを忘れての60分間です(午前5時14分に秋雨がパラついた後の5時25分、5時26分、5時56分)これが「ふるさと」

     P1020240_500.jpg

     P1020243_500.jpg         

 

     P1020244_500.jpg

 

  P1020245_500.jpg

前沖のイカ釣り漁から帰港する動力音が大きくなる頃、風力・水力等ではなく美と輝きからの自然エネルギーで心を満たして一日の始まりです。

その時々の心情や生活環境により、どう感じるかには個人差はあろうが、この美しき輝きへ招待致したいものだ。

 

 

 

 

待つこと17年

| コメント(0) | トラックバック(0)

平成6年9月23日に行われた二枚橋地区敬老会終了後から、強い低気圧の影響により1時間当たり60mmを記録する集中豪雨で左右衛門沢が流木で詰まり住宅の床上浸水に交通機関の遮断等の被害が、原因は国道を3箇所も蛇行しながら流れる地形にあり従前から何度も指摘されていたし、平成19年11月29日に大畑地区の急傾斜・土石流の警戒・特別警戒区域についての説明会で、行政側に早急に整備するよう要望した経緯もある。待つこと17年目でようやく施工の運びとなった。(施工期間:平成23年8月24日から平成24年3月25日 延長108,3m)

  P1020203_500.jpg

  P1020204_500.jpg

左右衛門沢が直線的になることで住民の不安は少しは解消されるものの、限られた住民への説明会で終わった不満と総体的な自然災害対策でないこと、そしてこの施工により故郷から移転を余儀なくされた方を想えば心が痛む。自然と人間に配慮した現状把握をお願いしたいものだ。

 

 

 

設立以後、事務方内の協議内容を月例会で意見集約をし「五感と汗から学ぶ」ことをテーマに各事業がスタートした。この事業のテーマの中には先人達が残した歴史の重さと、ふるさとに惚れることが地域活性化の原点であり、その一番手である足跡を体感しながらオンリーワンへの発想転換ができるかどうかが狙いである。

夕闇の津軽海峡に浮かぶ漁火と痩せても美しい月を見ながら、ワクワクする気持ちを抑えながら明日を待つ自身の胸の高鳴りに「これからが楽しみ」の感情が満ち溢れていた。

  P1020226_500.jpg

9月25日は大畑町佐助川でマグロの供養塔「八大龍王」・義経、弁慶、鬼退治の言い伝えが残る「ちぢり浜」・菅江真澄も楽しんだ「赤川の滝・赤川温泉」を巡り歩いて、流した汗の心地よさに初秋の色付き始めた風がさらに充実感を与えてくれた。有形、無形に係わらず二枚橋地域・大畑管内の歴史に触れ、その知り得た情報と自分自身が正面から向き合って見ることで新たな発見にも繋がろう。

        P1020227_500.jpg

        P1020228_500.jpg

同日の午後からは薬研の国設野営場から徒歩で20分程の所に、森の巨人たち100に選定された「おぐり(クリ)」が青森ヒバとブナが混生する中に大きな枝を広げて鎮座しているのだが、その林道周辺に環境省指定特定外来生物のオオハンゴンソウ(大反魂草)が群生し、在来植物の生育を妨げる恐れがあるため抜き取りによる駆除作業を実施。会員の家族等の応援団が加わって汗だくの2時間で140キログラムの駆除、土に塗れて奮闘した小さな経験を積み重ねてほしいものだ。有難う。

        P1020233_500.jpg     P1020235_500.jpg

 

 

 

 

待ち望んだ26年

| コメント(0) | トラックバック(0)

二枚橋地域は杣稼も雑居していた影響なのか、林業経営に対する意欲があり保育管理にも努力していたにもかかわらず、林道等生産基盤整備が皆無の状態であったことから1985(昭和60年4月)に道路用地及び立木は無償提供することで林道開設を要望し、大畑町第三期山村振興計画(小規模林道事業)で取り上げられたが未実施。以来、機会あるごとに町内会長会議等で要望活動を続けてきたが施工までには至らなかった。

山林は伐期の年齢に達しているものの、所有者の高齢化は加速化する現状のなかで一念、関係機関へ働きかけたところ26年目で待ち望んだ施工へと結びつけることができた。(総延長800m)

作業名  森林整備加速化・林業再生事業 作業路開設 釣屋浜線

期 間  平成23年9月16日から平成23年12月31日

施工者  下北地方森林組合

  P1020218_500.jpg

完成後はどんな表情で私達を迎え入れ、どんな風を運びどんな風景等を見せてくれるのか楽しみです

  P1020254_500.jpg

 

 

こんな原風景

| コメント(0) | トラックバック(0)

初夏の少雨と盆を過ぎてからの極端な気温変化もあり、今年は10月2日に霰(あられ)が降ったり(昨年は10月26日)天候不順が続いている。早朝の海岸ウォークで季節の移り変わりを感じる位置から煌きを放ちながら昇る(午前5時21分)

  P1020200_500.jpg

輝きを増す朝日への果てしない道を歩いているような錯覚の中で、折り返し地点で朝日を背に西側に舵をとると、なんと我が家の天空に虹の架け橋が(午前5時38分)

  P1020201_500.jpg

最近の津軽海峡の荒れ方は不思議でならないと年輩の漁師経験者は言う。低気圧が予報図にも表れないのに不自然な高波や潮流の変化など、ひとたび低気圧が接近し降りだす雨は大量の泥水を沿岸海域に広め、定置網漁業な沿岸漁業に多大な悪影響を与えているが原因は。

  P1020211_500.jpg

海岸に打ち上げられる木材や人間が排出する廃棄物で足の踏み場がない程に、誰がこの後始末を

  P1020221_500.jpg

反面、この高波で岩から剥ぎ取られたコンブが潮の流れに乗り海岸に寄ることで、沿岸漁民生活の手助けになっているのも事実である。

        P1020225_500.jpg

        P1020224_500.jpg

自然は大きすぎて、尚且つ不思議なことばかりですが、朝夕の寒さに薪を燃やして暖をとる季節になれば「こんな原風景」が未だ見られる二枚橋です。

  P1020208_500.jpg

 

 

最近のコメント

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30