山や道などから海に流れる漂着ゴミは豊かさを追求した生活環境が大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造をつくりあげた結果で、今では近隣の地域の範囲を越えて世界的に拡大していることに加え、度重なる自然災害の影響が重負担となっている。
低気圧等による高波や潮流の変化で四季を通して漂着する負の遺産に、津軽海峡のみならず海産資源の食に対する負のイメージ・海岸の原風景・生態系への影響を考えれば人間活動への問いかけと見直しが急務であろうし、まして回収・処理に公費をつぎ込まなければならない現実に腹立たしいものがある。
放っておけば二枚橋釣屋浜地域の山・川・海と地域民の心までが暗く閉ざされる状況になることを考えれば、維持管理や環境保全に関する情報発信などの仕組みづくりをし微力ながら社会貢献するのが「ふるさとが大好き会」の根幹である。
この精神に基づいて、市の協力を得ながらの海岸清掃を実施(一般ゴミ回収600キログラム)
釣屋浜海岸は従前からハマナスが広範囲に自生し、海を浜を楽しむ人々の見る目だけではなく歩く心にも微笑みを感じさせていたが、今後は一人でも多くの方々が津軽海峡という命を繋ぐ財産の中で生まれたハマナスを愛してくれることを願っての保護活動をも実践する予定である。
国民から徴収した税予算という権力を持った者たちは、得てして費用対効果と実施前・後の理屈に言い訳そしてスピード不足等、これでは人心は動くどころかやる気も意欲を醸成する環境も生まれない。椅子の温もりが定位置ではないはずなのに。
小さな一歩を大切にしながら着実に力を身につける若き会員たちをサポートしながら、汗と学びを通しての活動が続くが「ふるさと」への熱き想いは自身だけでないことを焼き付けての日々です。
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